通勤電車で読む『OST(オープン・スペース・テクノロジー)実践ガイド』。やはりおもしろそうなオープン・スペース・テクノロジー。

このところ授業でずっと、ファシリテーション技法とかワークショップデザインみたいなはなしをやっていて、チームティーチングやってるのでそういう話を同僚の先生方ともいろいろしてて、以前読んだ本とかをひっぱりだして読んだりもしてたんだが、それでひさびさに思い出したのが「オープン・スペース・テクノロジー」というやつ。もう10年前ということになるのだね。
『オープン・スペース・テクノロジー』読んだ。これはかなりいい本だった。 - クリッピングとメモ
授業では「ワールドカフェ」を扱ったんだが(これは同僚の先生にすごくいいかんじにまわしてもらえてよかった)、以前、関連本をいくつか読んで実は自分的にはワールドカフェというのがどうしてもしっくり腑に落ちなかったところへオープン・スペース・テクノロジーというのを読んだらぐっときた、みたいなことを↑ここに10年前に書いてるわけである。
で、あらためて関連書を探したら出ていたので読んでみた。やはりおもしろそう。日本での実践事例というのも出ているがこれはOSTをかなり広く解釈して、また似たような技法、それこそワールドカフェとかも組み合わせた上で実践してるのを紹介している。オンライン上でやる、というのも出ていて、そのへんは10年前ではない、2018年の本ならではで、参考になる。やってみたらおもしろそうとも思うけれど、しかしこのはなしのタネは、なにがしかの主体的な参加意識のある人が参加する集まり、というのが出発点なので、まず虎を屏風から出してみてくれませんかというところはあるんだろうね。