『ベアゲルター』5巻が出たので1巻から読み直すの刑。

ベアゲルター(5) (シリウスKC)

ベアゲルター(5) (シリウスKC)

  • 作者:沙村 広明
  • 発売日: 2020/04/09
  • メディア: コミック
だいたい話が込み入って凝っていてしかも小さい書き文字がぎっしり書き込んである沙村広明であるが『ベアゲルター』の新刊が出たというので読まなければならず、そうするとすなわち1巻から読み直さないといけないというわけで連休を待って大きな虫眼鏡を用意して腰を据えて読んだ。
以前読んだ感想として↓こういうかんじで書いてたけれど、

で、『ベアゲルター』のほうは、東映ピンキーアクションとか、まぁ『女囚さそり』とか?そういうのが元ネタのエログロバイオレンスで、まぁ情報量の多さということも含めてタランティーノってところ、ただこれ、「1」を読んだときに筋がさっぱりわからなかった(けどまぁ雰囲気はひじょうにわかったんだけれど)ので、あらためて「1」から読み直して、それから「2」を読んだわけで、つまりけっこう手間がかかった。で、今度は筋がわかったかというと、だんだんわかってきたのかな? 国際的陰謀渦巻きつつ、主人公のズベ公、復讐に燃える隻眼隻手の謎のドイツ女、組の子飼いのサディスト美少女、敵方組織の殺し屋のチャイナドレスのカンフー女、謎の企業、謎の覆面集団、謎の組織、謎の島の人たち、などなどが入り乱れてエログロバイオレンスを繰り広げる的なはなし、らしい。なんか謎が多くてまだまだ全貌が見えないなあと思ううちに2巻ラストでまた新キャラ的なものが登場だし。

とまぁこれが2巻の段階で、その後どんどん錯綜しつつ、しかしこの5巻ではかなり謎の輪郭が明らかになってきて、何とかなりそうな気がしてきた。
沙村広明の新刊二本立て『ベアゲルター』2&『波よ聞いてくれ』。 - クリッピングとメモ
『波よ聞いてくれ』『ベアゲルター』読んだ。新刊がでるたびに1巻からおさらいせねばならない沙村広明の新刊が二冊同時に出てしまったのでたいへんだった。 - クリッピングとメモ

まぁあと、ちなみにだがいまTVの深夜アニメで『波よ聞いてくれ』をやっているが、まぁこの情報量でアニメ化は無理だろうという感じはあるわけではある。まぁさしあたりは、『波よ聞いてくれ』というタイトルのラジオDJのアニメらしいというヒントだけ与えられて作ったんじゃないかと思われなくはない、なんかエモいかんじのバンドのタイトル曲が意外ときびしい。