通勤電車で読む『伊藤絵美の認知行動療法入門講義』。著者の力を感じさせる。有能なビジネスパーソンみたいな。

伊藤絵美の認知行動療法入門講義〈上〉

伊藤絵美の認知行動療法入門講義〈上〉

伊藤絵美の認知行動療法入門講義〈下〉

伊藤絵美の認知行動療法入門講義〈下〉

日本で認知行動療法を紹介してる伊藤絵美という人の本を読むシリーズ。
以前の感想はこのあたり↓。
浅くて薄っぺらいといえばこれだ。先月見ててけっこうよかった『DVD 認知療法・認知行動療法カウンセリング 初級ワークショップ』。 - クリッピングとメモ
『認知療法・認知行動療法 面接の実際』みた。ふんいきがよくわかる。 - クリッピングとメモ
認知行動療法についてはこのへん↓も。
『はじめての認知療法』。あっというまに読み終わる。「うつ・不安ネット」なんてのがあるんや。 - クリッピングとメモ
『Beck&Beckの認知行動療法ライブセッション』。DVDで見る本家のカウンセリング。元祖はやはりいい、ていうか元祖は想像以上にカウンセリングっぽい。 - クリッピングとメモ
でまぁ、このたびちょっとまとめて伊藤という人の本を読むシリーズで、さしあたりは入門講義と称するもの。これも上下巻あって、4日間の研修をおこしたもの。4日分のボリュームがあって、著者の人がみっちりと喋っている。いままで↑認知行動療法の感想ではとにかく、薄っぺらい、というのをキーワードに理解していて、まぁたしかにそれが間違ってるとは言わないが、この本を読むと、著者の人の臨床家としての力量を感じる。えーとつまり、認知行動療法そのものを理論的に薄っぺらいと感じるのはあいかわらずとしてもそのツールひとつひとつを実際の臨床に用いてるさいの著者の人の粘り強さとかが、なんとなく推察される気がする。なんか、有能なビジネスパーソンというか、有能な教育担当トレーナーが新人をトレーニングしながら問題解決している、みたいなかんじ。