通勤電車で読む『ケアラー支援の実践モデル』(M-GTAモノグラフシリーズ2)。

M-GTAモノグラフシリーズというのを読むシリーズ。編者の人はM-GTAというのを主導してる人。この本は、ケアラーと呼ぶひとたちを対象に研究した論集。ケアラー、という言葉は新しく作った言葉のようで、本の帯に曰く、「ケアラーとは専門的、職業的ケア従事者ではなく、対価として金銭的報酬を受けず、インフォーマルな立場で身近な他者の日常生活をさまざまな形でサポートしている人々のことである」とのこと。具体的には、お年寄り夫婦で奥さんの介護をやっているひとたちにインタビューしたりとか。あとは山間部の同様の人たちだとどう違うかとか、ペットの看取りをする飼い主とか、いろいろ。M-GTAということでいうと、たぶんやはり編者の人自身が書いた第1章が、範例的なのだろうというように見える。