偶然トマス・アクィナスの命日に読んでた『世界は善に満ちている』。

カバンに入れて通勤電車で読んだり、ほかの本を読んだり読まなかったり遅々として進まなかったり、またうちで何となく読み進めたりしていると、ふとTwitterのタイムライン上を「今日はトマス・アクィナスの命日」という字が流れ、おや?と思って、それではということで読み進めていたが、まぁまだ途中だが。

で、通勤電車で読了。わるくなかった。
哲学者と学生との対話篇になっている。10章からなっている。トマスの『神学大全』の中の感情論のところを中心テーマとしている。
1~8章が感情論のはなし。で、9章が神学的議論との関連のはなしで、10章で、著者のいう「肯定の哲学」に開かれていくよ、という構成。