『ミッドナイト・イン・パリ』『ローマでアモーレ』。ウディ・アレン二本立て。

ミッドナイト・イン・パリ [DVD]

ミッドナイト・イン・パリ [DVD]

  • 発売日: 2019/04/24
  • メディア: DVD
ローマでアモーレ [DVD]

ローマでアモーレ [DVD]

  • 発売日: 2014/10/24
  • メディア: DVD
ウディ・アレンの登場人物みたいなのがごろごろ出てくる本(https://k-i-t.hatenablog.com/entry/2021/04/24/182212)を読んだ流れで、つんどくのウディ・アレンを二本立てで。さすがにウディ・アレンも年齢とともに枯れたというか、若くて美人で背が高くてスタイルが良くて頭が弱くてお人好しで不遇な女優志願の娼婦に、ひょんなことから、負け犬のインテリのウディ・アレンが出会って、ああだこうだあって、ウディ・アレンが困ったような言い訳がましいような顔で手を振り回してセリフをしゃべりまくって、ああだこうだあって、皮肉でペーソスの効いたハッピーエンドが訪れる、みたいな話(https://k-i-t.hatenablog.com/entry/2019/05/01/163923)にはならなくて(あ、そうだ、『ローマ』のほうで、若くて美人で一見ふつうっぽくて背が高く低くてスタイルが良くてスタイルはたぶんまぁふつうで頭が弱くお人好しで知識が浅いわりに背伸びして知的ふうに見せたがる不思議系&ちゃっかりしてる不遇なまぁまだ売れてない女優志願の娼婦気が付くと周りの男子を夢中にしてしまう&すぐ終わってしまって次々行く感じのクラッシャー系の無自覚肉食女子?を、エレン・ペイジ時代のエリオット・ペイジが演じていて、『ソーシャル・ネットワーク』でザッカーバーグを演ってたユダヤ系の建築家の卵のさえない青年が夢中になる、というのがあるけどな)(あ、そうか、若くて美人で背が高くてスタイルが良くて頭が弱いかはわからないけれど陽気な感じはする娼婦は、ペネロペ・クルスで登場してたけれど、その相手はなんかダサい田舎者の新婚の男だったんでウディ・アレンぽくなかったんだな)、真夜中のパリの夢みたいで芸術の歴史かおる街路とか、ローマの陽気で素っ頓狂で何が起こるかわからんような街路とかを舞台に、上等の絵葉書みたいなカットをちりばめつつ他人事みたいなラブコメが展開する。しかしこれとて10年前の作品で、このあともコンスタントに撮り続けてる(ウディ・アレン - Wikipedia)のだからたいしたものだな。