通勤電車で『現代思想 特集 精神医療の最前線』ぱら見。
巻頭対談の斎藤環&東畑開人「セルフケア時代の精神医療と臨床心理」を興味深く読み、小泉論文はまぁこんな感じという感じで読み、あとはぱらぱらと。北中論文「絶望のデータ化」は、Google化された世界で精神疾患?のAI診断が予防的にされたらというようなネタ。山田論文「家族というゾンビ E.デュルケーム『自殺論』を再訪する」は、まぁ、デュルケームが「家族」を自殺からの歯止めと理解してたけどコロナ下で女性の自殺が増えたよということで、家族というのが女性にとって今どんなカテゴリーなのか、みたいなネタ(べつにそれでデュルケームがどうこうということもないような気もするし、著者のデュルケーム理解はちょっと平板だという気も)。