たぶん
Twitterのタイムラインで褒めてあった本。なるほどよかった。学生さんにも勧めたい本。公務員に限らないけれど、たしかに公務員に特徴的な「人事異動でぜんぜんちがう職種になる」みたいなこととか「公務員だから○○できない」「公務員のくせにという目で見られるプレッシャー」とか、「全体の
奉仕者としての仕事の在り方」とか、そういうのも含まれる。でもまぁ、そういうのも広い意味では組織で働けば多かれ少なかれあるとすれば、だれが読んでもええっちゃええ。で、やはり最初の2つの章、仕事術的なおはなしと、職場のチームの人間関係づくりのおはなしはとくによくて学生さんにも勧めたい。べつにすごく目からうろこの話が書いてあるというより、ふつうにわかっておくべきことがクリアに過不足なく書いてある感じ。有能な人が説明してるなってかんじ。
えーとたとえば2番目の項目で出てくる「想像力」のはなしなんかは、すごく肝だなあと思っている。仕事の場面をどれだけクリアにイメージできるかが重要、それによって精度のいい段取りが組める。これ、べつに公務員の話だけでも仕事の話だけでもなくて、たとえば卒論だって何だって、まずどれだけ対象を解像度高くクリアに描けるか、というのが重要。そのために解像度高く観察する練習をする等々。それができないと、あらかじめ場面をクリアにイメージしてしごとの段取りをするというのもできないしね。