『肉弾』みた。戦争もいやだが戦後の軽薄な社会もいやだみたいなATG映画。

テレビで録画してつんどくになってたのをふと見た。なんか大谷直子だっけと思って、肉弾とは、と思いつつ見てみたら肉弾とは文字通り安物の人間魚雷のことだった。戦争末期で、丸眼鏡の寺田農が安物の人間魚雷から顔を出して海にぷかぷか浮いてるのだった。でまぁ回想シーンで全裸の寺田農が訓練をしたりしてるうちに特攻を命じられてどうのこうのというお話。でまぁ大谷直子は本作がデビューだそうで友達が勝手に応募したオーディションで合格したそうだ。でまぁけっきょく、寺田農があちこちうろうろしていろんな人に出会い、会話して、なんだかんだでけっきょく人間魚雷に乗って海にぷかぷか浮いてる現在に戻り、それでまぁどうなった、みたいなことで、戦争もいやだが戦後の軽薄な社会もいやだみたいなメッセージ性?があるかどうかはよくわからない。1968年ATG映画。前衛的なんだかいいかげんなんだか予算がないんだかもよくわからない。