アジャイル関連の本を読むシリーズ。『SCRUM BOOT CAMP THE BOOK』(https://k-i-t.hatenablog.com/entry/2021/10/16/014150)の関連書というかんじのようで、同じイラストの人がマンガを描いている。ただ本書はストーリーの部分があまりない。というのも、本書は「ふりかえり」に焦点を当ててるので、ふりかえりそのものだけをとってみればエモい展開というのはあまりないので。で、ふりかえりの理屈と簡単な流れ、それからふりかえりに使えるいろいろな手法・フレームワーク(KPTとかYWTとか…)を紹介してる。関係ないけどちょっとしたお遊びがあって、『SCRUM BOOT CAMP THE BOOK』でもそうだったが、ストーリー(マンガ)のぶぶんに、この本自体が登場する。つまり、この本のストーリーの登場人物は、本書を読んで参考にしながらふりかえりをマスターしていくというわけ。
閑話休題、それで、この本がつまりアジャイルにおけるふりかえりについての本で、じつはじぶんがはじめて「アジャイル」という言葉を見かけたのが14年前にさかのぼる、『アジャイルレトロスペクティブズ』という本だった。そのときは「アジャイル」という言葉を知らなかったわけで、なんとなく「ふりかえり」についての本だろうという予想でそのように読んだわけだけれど、14年かけて『アジャイルなチームをつくるふりかえりガイドブック』にたどり着いたというか。もちろん『ふりかえりガイドブック』は(あるいはほかの本も)『アジャイルレトロスペクティブズ』を参考文献にあげていて、まぁ、うんうんつながってるなあとは思ってたんだが。
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