『毒薬と老嬢』みた。
つんどくの中からフランク・キャプラをさがしたらこれがあったので。笑って泣かせる人情ドラマ、では全然なくて、まぁ見る前からブラックコメディだろうという。で、まぁそれはそうだとして、まぁおはなしとしては館にお金持ちの人の好い老姉妹が住んでいて、それで下宿人を募集してるのだけれど、孤独な独り身の男がやってくると、まぁしばらくするとまぁ老姉妹が、まぁ安らぎを与える?でまぁ地下室に、みたいなことで、ひさびさに戻ってきたケイリー・グラントがそれを聞いてあたふたみたいな、まぁだからブラックコメディで、ひたすら混乱するケイリー・グラントの顔芸というのは『赤ちゃん教育』『モンキー・ビジネス』とかで見たよなぁ、というかんじ。そりゃまぁそれでええのだけど、で、しかし、人が死んでるいじょう、このおはなしがめでたしめでたしで決着というのはそうとう難しいのではないかとも思えるわけで、でもまぁいうてもコメディだったらそれなりのめでたしには着地するのではと予測しながら見ていると、じつはどんどん収拾がつかなくなってきて見てるこっちがケイリー・グラントみたいな顔になりながら見るわけである。で、これけっきょくどうなの?最終的に心配の軸がそっち?というかんじはしなくはない。