ゴールデンウイーク感を感じようと読んだクワコ―。『ゆるキャラの恐怖 桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活3』。

今年はほんとにゴールデンウイーク感がなかった。なにせ大学が5/3,4,5の三連休のうち3日と4日を授業日にしてしまってたので。憲法記念日が授業日になったときは授業のマクラで「うちの大学は憲法を記念する気がないので!!」とか「こどもの日だけ休むのは学生を子ども扱いしてるからですよ!!」とか学生さんたち相手にボヤき、まぁしかしそのへんは概ね学生さんのほうがあきらめがいいようだった。じっさいのところは、曜日ごとにカレンダー上の授業日が15回確保できるぐあいが違うので15週を確保するために仕方なく祝祭日も授業日にするというしだいで、まぁそういう種明かしはするわけで、べつに私のせいでもうちの大学が悪いわけでもない、全国の大学がそんなかんじなのだから、恨むなら文部科学省を恨みましょう、と、話のマクラを文科省への呪詛で〆ることになっているわけだがそれもまぁどうでもいい。この手の理屈はようするに現実を変えることのできない大学教師の嘆きの表現でしかないわけで、概ね天気にもめぐまれた連休に教室で授業なんてさえない限りであったわけである。
そういうわけで、今年ゆいいつゴールデンウイーク感を出したのは、BS12の「蘇えるゴールデンサメ劇場」で、『ダブルヘッドジョーズ』シリーズ4作と『シャークトパス』の続編の方も録画はしたのだけれど、そもそも去年のゴールデンサメ劇場の『シャークネード』シリーズ6作一挙放送も録画したまま未見なので、いつ見れるのかという話ではある。
でまぁこんなことではいけないとばかりに、学生諸君を子ども扱いすることで確保された5/5のこどもの日に、ながらく目の前でつんどくになってたクワコ―を読みはじめたわけである。
クワコ―、1冊目と2冊目は以前、帰省列車で読んでたわけで、コロナもあって帰省ができないいま、これを読むことで休暇感をかもしだそうという魂胆である。あと、別の年のゴールデンウイークの帰省列車でも奥泉光を読んでたり、2年前の、役が当たって任期が始まったばかりで目が回ってた(と同時にコロナ緊急事態から連休明けに再スタートを前にしてたんだった)ときのゴールデンウイークにも奥泉光を読んでたし、けっこう休みになると奥泉光を読むという条件付けができているようでもある。
帰省列車で読んでたクワコー。『桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活』。 - クリッピングとメモ
帰省のおともは奥泉光『虫樹音楽集』。 - クリッピングとメモ
『鳥類学者のファンタジア』。ゴールデンウイークってことで奥泉光らしい長編を。 - クリッピングとメモ
『グランド・ミステリー』読了。厚いよ。 - クリッピングとメモ
『「吾輩は猫である」殺人事件』再読。やっぱりいい。 - クリッピングとメモ
『坊っちゃん忍者幕末見聞録』。 - クリッピングとメモ