『教誨師』みた。

このまえは保護司のおはなしで(https://k-i-t.hatenablog.com/entry/2022/08/05/232726 )、こんどは教誨師のおはなし。教誨師、というしごともあんましわからないところがあって、ほおなるほどと言いながら見る。

教誨師 (映画) - Wikipedia
あらすじ
半年前から死刑囚の教誨師を務めるプロテスタントの牧師・佐伯は、月に2度拘置所を訪れ、年齢や境遇、性格の異なる一癖も二癖もある6人の死刑囚と面会する。・・・

というわけで、2時間弱のあいだのほとんどすべてが面会のシーン。同じ狭い部屋の中で6人の死刑囚の人たちと順々に、くりかえし、テーブルをはさんでしゃべるというシーンがずーっとくりかえされる。なんか、あまりに絵変わりしないので、てっきり舞台の芝居が原作にあるのかなと思っていたけれどそうでもないみたいで、監督・脚本・原案をようするに監督の人がひとりでやってる。まぁでも狭い部屋の中でずーっと会話で進んでいく、まぁいってみれば実験的な映画にさえ見えてくる。あと途中一瞬だけ妙にJホラーみを匂わせたり。
ところで、この映画、以前に学生さんから紹介されてたんだった。

https://k-i-t.hatenablog.com/entry/2022/06/21/102350
以前、カリキュラムのぐあいで学生さんひとりの授業というのがあって、人権とかそういう科目だったので、じゃあ映画でもネタにあれやこれやしゃべろうか、ということにして、学生さんセレクトで映画を選んでもらって、その内容をもとにあれやこれややってた。・・・その学生さんは、淀川長治ばりに映画の内容をファーストシーンから喋ってくれるので、まぁそれで授業もやりやすかったが、なんか実際に見た時にけっこう既視感があるってのもあって、・・・

というかんじで学生さんがいくつかの映画を紹介してくれて、まぁそれを後で自分も見たりして(見なかったのもあるけど)(https://k-i-t.hatenablog.com/entry/2019/10/19/134345 https://k-i-t.hatenablog.com/entry/2019/10/30/010715 https://k-i-t.hatenablog.com/entry/2019/11/10/115036 https://k-i-t.hatenablog.com/entry/2019/11/22/184212 https://k-i-t.hatenablog.com/entry/2022/06/21/102350 https://k-i-t.hatenablog.com/entry/2019/12/26/175535 https://k-i-t.hatenablog.com/entry/2020/01/22/230158 )、で、本作はそのときは見てなくて、今になって見たわけで、まぁきっかけ的には自分が矯正保護支援の課程の役が当たったからなわけで、それで目について入手してから、ふと、あれ、これ学生さんが紹介してくれてたやつだわと。で、思い出してみても、授業の時に学生さんが淀川長治ばりに説明してくれてたのがみょうにわかりにくかったのは、これほぼ全編会話だけからなるおはなしだったからなのだとようやくわかった。で、授業の時は、キーになる聖書のことばについて、あれやこれや言ってたのだった。そうそう思い出した。