『WASABI』みた。広末がkawaiiファッションみたいな恰好で画面に映っているのを見る映画。

つんどくから何かみるということで。リュック・ベッソンの、というか、リュック・ベッソンが制作と脚本をやって監督は『TAXi』シリーズのひと。ジャン・レノ広末涼子が東京でドタバタする。まぁ、広末がkawaiiファッションみたいな恰好で画面に映っているのを見る映画、ということなんだが、まぁ、広末がジャン・レノの相棒としてアクションをやるわけでも、ジャン・レノを振り回すファム・ファタルになるわけでも、ジャン・レノに一杯食わせる悪女というわけでもないわけで、とくにジャン・レノの足手まといになってハラハラさせるというわけでもないし、ジャン・レノジャン・レノで特に窮地に陥ることもなく通常運転で無敵に強いので、まぁ結果、おはなしは淡々と進むといってもいいわけだけれど、まぁしかし東京のデパートとかゲームセンターとかゴルフの夜間打ちっぱなしとか、90年代っぽいトランステクノみたいなやつと、あとは広末のkawaiiファッションみたいな恰好で、まぁ日本というのはおかしな国だということで、にぎやかしになってて、まぁこんなもんかなというかんじで見れる。

あとやっぱり顔だな。リュック・ベッソンといえば『グラン・ブルー』でも『神風』でも決め所でジャン・レノの目がイッた顔のアップがドーンと来るみたいなイメージはあった。本作は監督は別だけれど、「ここで顔のアップでバッチリ」ぐらいのプロデューサー側の意向があったのかしらと想像する。2001年のヒロスエの、笑ったり泣いたり口を尖らせたりのキメ顔がこれでもかとアップで映される。フランス人が見たらそれがエキゾチックな見ものということなのかもしれない。