通勤電車で読む『聞く技術 聞いてもらう技術』。めがねをかけて肝臓のはなしをすべしの本。

電車で読む本を、少し厚めのなんてことない文庫本にしてたらなぜかなかなか読み進まないやつだったので、ちょっと切り替えてすぐ読めそうなのをということで新書。『居るのはつらいよ』の人( https://k-i-t.hatenablog.com/entry/2019/04/24/010318 https://k-i-t.hatenablog.com/entry/2019/07/18/230306 https://k-i-t.hatenablog.com/entry/2019/07/24/002047 https://k-i-t.hatenablog.com/entry/2019/07/30/205939 https://k-i-t.hatenablog.com/entry/2021/05/17/162611 https://k-i-t.hatenablog.com/entry/2021/06/14/140400 https://k-i-t.hatenablog.com/entry/2021/09/17/091650 https://k-i-t.hatenablog.com/entry/2022/04/21/211909 )の新書本である。さいしょに「聞く」と「聴く」では「聞く」のほうがかんたんそうだけどじつはむずかしいし今の世の中みんなできてないよ、カウンセラーの偉大な先生は「聴く」について本を出しているが、じぶんは「聞く」について書くぞ。そして、なんでいまみんな「聞く」ができないかというと、そもそもひとに「聞いてもらう」ができてないからだぞ、じぶんがきついときはひとのはなしを聞くことはできないもんね。だから、「聞く」ためにまず「聞いてもらう」についても書くぞ。ということで、しかし、それらはカウンセラーというよりふつうのひとがふつうにやることだ、専門家だけが聞くことができると思うのがまちがいで、ふつうにふつうのひとが話を聞いてもらっているのは圧倒的にまわりのふつうのひとたちなんだから、そのふつうのひとたちがふつうにやる「聞く」ことをちょっとだけやりやすくする小手先の技術を書くぞ、というわけで、まぁたしかにまちがいなく小手先の技術が書いてある。ところでそのあたりは、じつは、じぶんが、学生さんが卒論とか授業とかでインタビューをするときにちょっと言ったりすることに似てるし、まぁ、そのいみで、ふつうにそのへんの授業とかで使えそう。著者の人は、そのへん、あほなふりをしつついうべきことをいちおうはずさないかんじ。でまぁ、そうして「聞く」には「聞いてもらう」が必要だったということでこんどは聞いてもらうの小手先の技術が書いてあり、それはいいかえれば、第一に、ちょっと話を聞いてもらえるような関係をふだんからつくっておく、いいかえれば、友だちをつくる小手先の技術、ということで、もうひとつは、いざというときに話を聞いてもらうための小手先の技術、ということになる。まぁたとえばめっちゃしんどそうな顔をするとかそういうこと。しんどそうにしてたら「どうしたの?大丈夫?」と気にかけてもらえる、とか。まぁそういうのも、あほなふりをしつつ、たぶん孤立している人はそういうことができないんだよねというポイントをたぶんはずさず言っているようにみえる。でまぁ、「聞いてもらう」には「聞いてくれる」人がいないといけないし、それはつまり読者よあなたがまず「聞いてもらいたい人」を見つけて「聞く」をやってみてくれ、というふうにおはなしがぐるぐるまわるところでおわる。まぁそんな本。