通勤電車で読む『時給はいつも最低賃金、これって私のせいですか?』。よい本。政治シロートのアラフィフ単身女性ライターが立憲民主党国会議員に突撃する。

これ、よい本。著者の人は、アラフィフの女性相撲ライターの人。別に政治についてどうこう発言したがるようなタイプの人ではなかったはずの人なわけである。しかしいまげんざいの社会で生きてることの不安たるや、というわけである。それで、『なぜ君は総理大臣になれないのか』という映画で見た国会議員の人に突撃してあれこれ聞いて本にしようということにする。
不安はカナリアのように弱い者から順に襲っていくわけだし、その不安は本物だし共感できる。国会議員の人は、まぁ立憲民主党の議員さんで、だからまぁ立憲民主党の議員さんの考えみたいなことをしゃべるわけだけれど、著者の人は猛烈に食い下がる。とりすます余裕はないわけだし、必死に勉強して食い下がる。げんに時給はいつも最低賃金だし、コロナ禍でバイトも切られてしまうし、賃貸マンションはどんどん借りにくくなる独身アラフィフだし、まぁ政治家にてきとうに言いくるめられてるわけにもいかないわけである。
特設サイトもできてるのだね。
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