通勤電車でひさびさに読んでた『はじまりのレーニン』。

大河ドラマの最終回、1年間にわたる歴史劇の挙句の、B級犯罪映画みたいな簡潔なエンディングに戦慄したものだが、冷徹な判断で粛清に次ぐ粛清を断行し革命政権を維持した執権がふと親の顔を見せた瞬間に、その判断の狂いを見咎められたかのように死を与えられる、というのを見て、なんとなく思い出して久しぶりに本棚からとりだして通勤電車で再読していた。