『コンフィデンスマンJP英雄編』みた。
お正月にテレビでやってたのだが、ちょうどこのまえ劇場版第1,2作を見てたので(https://k-i-t.hatenablog.com/entry/2022/12/24/100824)、ちょうどいいってことで見た。まぁふつうにおもしろく見て、まぁ弱点もだいたいいつもの通りで(つまりとくに劇場版になりさらに回を重ねるごとに)、作品の規模が大きくなるほど、つまりようするに詐欺が大掛かりになればなるほど、さいごの全部ウソでした〜というのも大掛かりになるわけで、そうすると極端な話、ほぼ作品の世界観そのものも実は大掛かりな嘘でした〜とさえ、少なくとも潜在的には、なりうるじゃないかというふうに見えてきてしまうわけで、まぁそんなことをいえば映画なんてそもそもお芝居なわけだから、というところにほとんど行きつきかねない危険が出てくる、まぁもしそうなってしまうともうなんでもありになって収集がつかなくなって面白くなくなってしまう、かなりきわどいことをやってしまっているわけである。そこでまぁじつは重要なのが東出昌大で、しばしばこのお人好しのボクちゃんが虚構の世界の現実性をピン留めしているという仕掛けなのだと思う。