通勤電車で読む『一万円選書』。一万円で選書するよの北海道の本屋さんの新書。

れいによって学生さんに勧める新書本のリストをつくり中。先生方のおすすめの本を通勤電車で読んでみる。で、これ、北海道の小さな本屋さん「いわた書店」が、一万円で店主お薦めの本を選書するよ、というのをやってて、その店主の人が書いた本。たぶん団塊の世代のしっぽぐらいの世代で、まぁ北海道の炭鉱町で生まれて親が小さな町の書店をはじめ、それが繁盛して、書店で育ったり反抗期だったり、家を飛び出して函館ラ・サール高校でおもしろい高校生活を送ったり、なんやかんやで実家に戻り、そして書店不況になり、もういよいよ店をたたもうかというときにひょんなきっかけで「一万円選書」をはじめ、これもしばらくはほとんど客もおらず、しかしあるときテレビで紹介されたのがSNSでバズっていっきょに評判になって、なんやかんやでいまにいたる、みたいなはなし。
ところでこの人、「一万円選書」というのはときどきメディアに取り上げられるので見覚えがあるなあと思っていて、そういえばたしかここにも新聞の紹介記事かなにかをクリップしたおぼえがあるなあと、いま探してみたら(https://k-i-t.hatenablog.com/entry/20060506/p1)、記憶違いで、以前にここにクリップしたのは「中学生はこれを読め」の人で、違う人だった。同じ北海道の町の本屋さんで、かつ、この『一万円選書』の中にも登場する、札幌の「くすみ書店」の久住さん。で、本の中で登場するけれど、じつはすでに店も閉じてご本人もなくなっていたようだ。ごめいふくを。