通勤電車で読む『女子マンガに答えがある』。
著者の人はマンガ研究者で大学の先生のひと。プロフィールを見て気づいたが前にもこのひとのものを読んでた(https://k-i-t.hatenablog.com/entry/2020/12/09/123431)。で、本書では「女子マンガ」というカテゴリー(少女マンガよりちょい上の世代向け、たとえば『フィールヤング』とかの「ヤング・レディース」コミックあたり)の作品たちをとりあげて、そこで描かれているいろいろな「○○な女」たち、つまり「おもしろい女」とか「たくましい女」とか…をめぐる10章。まぁ、わりかし定番の作品がとりあげられているので、あまりこの本で知られざる面白い作品にであう、ブックガイドのような使い方はできなそうだけれど、まぁ、マンガが好きな人がマンガについて好きなことを言ってるのを読むのは、ものによってはけっこう楽しいわけである。終章は、表紙絵を描いたマンガ作家のひととの対談。でやっぱりこの表紙絵がいいですな。