著者の人は英語教育学のほうからスタートして教室の会話分析をやっておられる人のよう。『教育社会学研究』に掲載された論文で、教育社会学会の奨励賞を受賞しておられる。
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「教師の相互行為能力」というのはイギリスの英語教員養成研究のWalshという人の「教室相互行為能力」概念を応用してて、また、それはドナルド・ショーンの「行為の中の知」と重なるものだということで、それを具体的に見出して分析したり応用したりするためのツールとして会話分析を使うよ、というたてつけで、授業の会話を分析している。