汽車の中で読んでた『空間亀裂』。

ディックの長編の中でも翻訳が最後のほうになってたもの、ということで、まぁ普通の意味では内容はまぁそんなかんじではある。文庫版解説をみると、まぁ内容はともかくとしてということで、ディックのファンが楽しくなるようないくつかのモチーフの指摘(双子、とか、悪妻、とか、易経とか)なんかがあってお得。あと、現代と二重になった古代ヘブライ語の世界、みたいなのは、あーディックもうやってんな、というかんじ。