ＧＳを引っ張り出して聴いている。

先日、乗ったタクシーの運転手さんがきゅうに、自分は岸部一徳の同級生だ、と言い出し、ええっ！私グループサウンズ好きですよう、と言ったのだが、同乗していた年下の皆さんはぜんぜんピンときていなかったようだ。
実は、そのときとっさにタイガースの代表曲の曲名が出てこなくて、運転手さんの信頼をゲットできないまま話が途切れてしまったのだけれど、でも、ＧＳが好きなのは確かなのだ。
以前、ＦＭラジオ「昼の歌謡曲」で一週間にわたって放送して録音した中からセレクトした、タイガース、ワイルドワンズ、スパイダース、テンプターズのコンピレーションのカセットテープ（というのを当時作って）を引っ張り出して聴きなおしたが、やはりよかった。
じつは、その４組のなかで言えば、スパイダースとテンプターズが好きだ。で、聴きなおしていたらやはりＣＤで欲しくなった。
いつも利用しているＨＭＶと、ここで表示されるAmazonとでは、品揃えが違うなあ。

コンプリート・シングルズ

コンプリート・シングルズ

シングル・コレクション

ＧＳの何がいいといって、たとえば、歌詞がいいわけで、たとえば、まぁ代表的とは言いがたい再結成タイガースのシングルなんだけど、「１０年ロマンス」なんて、

１０年ロマンスが幻ならば　人は人形に変わるだろう

なんて、素晴らしすぎる歌詞だと思う。

手のひらを傷つけあい　Ｌの字を書いた人よ
枯れるなよ　花のように

なんて、ぞーっとするほどすばらしい。Ｌですよ。ＬＯＶＥですね。素晴らしすぎる。

通勤用ＭＤに落としたベスト集は、タイガースの「シーサイド・バウンド」で始まって、テンプターズの「若者よ愛を忘れるな」で終わる。スパイダースの「フリフリ」「バンバンバン」「あの時君は若かった」も入ってるし、テンプターズの「神様お願い」「今日を生きよう」「エブリバディ・ニーズ・サムバディ」も入ってる。素晴らしすぎる。