2023-10-01から1ヶ月間の記事一覧

通勤電車で読む『フキダシ論』。

フキダシ論:マンガの声と身体作者:細馬 宏通青土社Amazonマンガのフキダシの表現をていねいに分析していくだけで一冊。フキダシだけでそんな言うことあるのかしらと思っていたが、なるほどあったのだ。私たちがマンガを読むとき、紙の上に描かれているもの…

『騎士団長殺し』読んだ。いつもながらの村上春樹。

騎士団長殺し―第1部 顕れるイデア編(上)―(新潮文庫)作者:村上春樹新潮社Amazon先日、散髪のついでに足を延ばして書店で村上春樹×川上未映子のインタビュー本を買ったわけだが(https://k-i-t.hatenablog.com/entry/2023/10/15/213410)、それはつまり村…

通勤電車で読む『ガールズ・アーバン・スタディーズ』。

ガールズ・アーバン・スタディーズ: 「女子」たちの遊ぶ・つながる・生き抜く作者:大貫 恵佳,木村 絵里子,田中 大介,塚田 修一,中西 泰子,楠田 恵美,近森 高明,中沢 明子,松田 美佐,後藤 美緒,永田 夏来,轡田 竜蔵,奥貫 妃史,妹尾 麻美,大久保 恭子法律文化…

この一カ月以上ずっと花冷え。のYouTube動画ばかり毎日みてたのでブックマークがわりに。

この夏あたりからYouTubeでリアクション動画というのをあれこれ見ていたのだけれど、あるとき花冷え。の「我甘党」がかっこいいぞ&いろんなリアクションが面白いぞということであれこれ見ているうちに、ちょうど欧米のツアーが始まって毎日のようにライブの…

通勤電車で読む『特攻服少女と1825日』。これはおもしろかった。『ティーンズロード』初代編集長の人の1990年代回想。

特攻服少女と1825日作者:比嘉 健二小学館Amazon流れでというわけでもないけれどこれもTwitterを横切って面白そうと思ったので読んだ。1989年創刊-1998年廃刊だそうだけれど、『ティーンズロード』という、暴走族女子「レディース」に焦点を当てた雑誌があっ…

通勤電車で読む『男社会をぶっとばせ!反学校文化を生きた女子高生たち』。1990年代の地方都市の「女版「ハマータウンの野郎ども」の世界」であると。

男社会をぶっとばせ! 反学校文化を生きた女子高生たち作者:梶原公子あっぷる出版社Amazon帯に曰く、「1990年代の地方都市の底辺校に生きた、女版「ハマータウンの野郎ども」の世界」だと。面白そうかなと思って読んでみた。著者の人はもと高校の先生で、1980…

『オシムの遺産』読んだ。オシムの周りにいた人に取材した本。おもしろい。

オシムの遺産(レガシー) 彼らに授けたもうひとつの言葉作者:島沢優子竹書房Amazonスポーツを見る、ということに興味があって、たとえばサッカーについてはこのまえ読んでた『アナリシス・アイ』(https://k-i-t.hatenablog.com/entry/2023/09/20/002333)と…

散髪をしたら散髪したと書いておくというライフハックを今回も発動。

行かねばということで散髪へ。比較的いつも行っているところを覗いたらけっこう待ちそうだったので、以前一度行ったことのある比較的気楽そうなところに行ったらすぐ切ってくれて成功だった。ついでに自転車で少し先のショッピングセンターに行って電気屋と…

『町中華の丸かじり』『丼めしの丸かじり』。掲載誌『週刊朝日』が休刊になったが「あれも食いたいこれも食いたい」はどうなるのかのはなしはどうなったのか?

丸かじりシリーズ(45) 町中華の丸かじり作者:東海林 さだお朝日新聞出版Amazon丼めしの丸かじり (丸かじりシリーズ 46)作者:東海林 さだお朝日新聞出版Amazon丸かじりシリーズ、リビングの本棚に並べているのだけれど、『干し芋の丸かじり』(https://k-i-…

通勤電車で読んだ『聴こえない母に訊きにいく』。

聴こえない母に訊きにいく作者:五十嵐 大柏書房AmazonTwitterで見かけて、ちょうど学生さんの卒論に少し関係あるかなと思って読んだ。著者はライターの人で、両親がろうの人なんだけど、あるときそれをちゃんと書くということで、実家の母親に昔からのことを…

通勤電車で読む『「若者の読書離れ」というウソ』。これはおもしろい&良い本&勉強になった。

「若者の読書離れ」というウソ (平凡社新書1030)作者:飯田 一史平凡社Amazonいまどきの若者に本を読ますにはどうすればいいのか的なことはまぁ課題なのだけれど、いやまてよ、読んでるよ?いまどきの若者の実態がみえてへんのちゃう? という本。 さいしょに…

通勤電車で読む『きしむ政治と科学』。オーラルヒストリーの人が尾身会長にインタビューしてきたものをまとめた本。ていうかオーラルヒストリーとは。

きしむ政治と科学 コロナ禍、尾身茂氏との対話作者:牧原出,坂上博中央公論新社Amazonこのまえ読んだ『1100日間の葛藤』(https://k-i-t.hatenablog.com/entry/2023/10/06/170733)は尾身もと会長が書いた本。おおよそこの夏時点までのはなしをまとめて9/22に…

通勤電車で読む『1100日間の葛藤』。尾身元会長のコロナ手記ということで。

1100日間の葛藤 新型コロナ・パンデミック、専門家たちの記録作者:尾身 茂日経BPAmazonコロナの専門家の人の本ということで( https://k-i-t.hatenablog.com/entry/2020/12/12/132547 https://k-i-t.hatenablog.com/entry/2021/05/08/201431 https://k-i-t.h…

空きゴマでさっと読んだ『統合失調症になった話』。

統合失調症になった話(※理解ある彼君はいません) 推しと福祉に救われて社会復帰するまでの劇的1400日 (カドカワデジタルコミックス)作者:ズミクニKADOKAWAAmazonAmazonでおすすめにちょいちょい出てたのかな? 統合失調症の自己記述というと『統合失調…