通勤電車で読む『認知症の人が「さっきも言ったでしょ」と言われて怒る理由』。着地点はパーソンセンタードケアだが医者目線。 

このまえ読んだ介護民俗学のかたの本(https://k-i-t.hatenablog.com/entry/2024/02/09/081237)で言及されていたので読んでみた。まぁ着地点としては、認知症とともに生活する、パーソンセンタードケア、みたいなことになっている。なのだけれど、著者はお医者のひとで、なんかところどころ医者目線の上から目線みたいなのを感じて、うーん…と感じたところもあるわけである。

下宿のPCのwifiが急にうごかなくなった。

下宿でメインで使ってるPC( https://k-i-t.hatenablog.com/entry/2022/07/30/152143 )のwifiが急に動かなくなった。よくわからないなりに設定など覗いてみたり再起動を何度かやってみたりしたけどよくわからないし直るけはいがない。なんか、ドライバであるとかのもんだいというよりハードウェア的な物理的な不具合じゃないかという気がする。買ってからまだ1年半だし、いちおう9万えんくらいの、つまりものすごく激安というわけでもないつもりで買ったものなんで、ちょっと故障が早い気がするのだけれど…
まぁ、wifiの子機だけUSBに挿せば行けるのでは、ぐらいに今のところは思ってるけど。うーん。

2/19.
とりあえず勉強部屋のデスクトップPCに挿してるwifi子機をもってきて挿してみたらふつうにつながった(wifiの設定込みでつながったようでパスワードとか入れなおさなくても行けた)。じゃまぁとりあえずこれでいいか、と思わんでもないけれど、しかし勉強部屋のデスクトップに挿してる子機はアンテナ型のやつなんで、ノートPCに挿してるとぽきっといきそうでこわいってのもある。もちろん勉強部屋のデスクトップを使う時にいちいち挿しなおすのも面倒であるので、まぁ、これでいけるとわかったんだから、安い小さい子機をひとつ買うか、職場に転がってる私物の子機を持って帰って使うかするべしである。

通勤電車で読む『心の病気はどう治す?』。

新書本で、帯にはそれぞれのジャンルの6人の精神科のお医者さんたちの顔写真が出ている。で、それぞれのジャンルについてその先生に取材をして1章ずつ、またそこにまた別の先生に取材した短いコラムがついて、それで最終章は「入院医療」ということになっていて帯に写真の載っていない先生方がやってる病院に取材してる。でまぁノリとしては心理療法寄りのように読めるけれど心理士じゃなくてお医者さんだ、というところが、ふうんというかんじのところ。話の中に、診療報酬制度がどうの、保険診療になるとかならないとか、みたいなはなしがでてきて、ようするにそこで経営が成り立つかどうかということがまぁそりゃまぁネックだよねと。あと、精神分析のトレーニングを受けたりちょっとやってたりする先生も含まれるけれど、おおまかには精神分析とか力動精神医学とかそういうかんじではなくて、認知行動療法とかオープンダイアローグとかそういうかんじ。

通勤電車で読む『それでも私は介護の仕事を続けていく』。

『驚きの介護民俗学』のひと(https://k-i-t.hatenablog.com/entry/20120608/p1 https://k-i-t.hatenablog.com/entry/20150928/p2)の本で、以前、Web連載されてたのを読んでたけれどそこに大幅加筆して本になったもののよう。
まえの本『介護民俗学へようこそ』では、著者の人の働くすまいるほーむというデイサービス施設がいいかんじの「場」になってきたよ、ぐらいのかんじだったのだけれど、その先の展開をWeb連載で、といっていたら連載が始まると同時にコロナ禍に突入、そして、高齢者介護施設というのはコロナ禍の影響をきつくかぶるというわけで、だからこの連載は同時進行的な現場報告みたいになっている。そして、高齢者介護施設の同時進行的な現場報告、というのはしかしどういうもんなんやというのと、そしてそしてそれをつうじて最終的に、それでも私は介護の仕事を続けていくぞ、というなにか希望のようなものが描かれるわけである。

通勤電車で読む『事例で学ぶ統合失調症のための認知行動療法』。

認知行動療法関連の本をときどき見たくなるわけで、うすっぺらいとかなんとかいうイメージをですね、まぁいい意味で、まぁ持っているわけだけれど、まぁしかしこれは統合失調症のためのということで、また事例で学ぶということになっているので、ちょっとどうなるか見たくなったわけである。タイトルの通りたくさんのケース紹介からなる本だった。で、統合失調症というからには妄想とか幻聴とかを含むいわゆる統合失調症なんだなあという症状をもつ患者さん・クライアントさんが、まぁ入院したり薬を飲んだりもしつつ、そこに認知行動療法で介入して、まぁうまく症状を落ち着かせたり、あるいはたとえば妄想は強固に維持しているけれどそれをうまくやりすごして社会復帰できそうなところまでもっていくとか、困りごとに対処する方法をみつけるとか、まぁ認知行動療法だとこういうことをしますよというのを示している。それはまぁなるほどねえというかんじの納得感。

通勤電車で読む『日本がアメリカに勝つ方法』。

このまえ読んでた『日本人のための議論と対話の教科書』(https://k-i-t.hatenablog.com/entry/2024/01/31/102118)の人の昔の本で、たぶん内容の基本線がかぶっているので、この本がプロトタイプになって新書ができたんじゃないかな。ていうかプロトタイプのほうがごちゃごちゃした具体的話題が多くて、そこから骨組みを抽出したのが新書本というか。でまぁ、だから内容的には新書本と同じっちゃ同じだし感想も同じっちゃ同じ。よのなか両極端の極論ばかりがバズって極論vs極論のあほな殴り合いばっかりになってるけどそれじゃ前に進まんのでおちついて人の話を受け止めながら議論したら地道なまん中あたりの解が見つけられるようになって、世の中がよくなるよと。それはまぁおっしゃるとおりである。でまぁこの本はなぜこのタイトルになっているかというと、つまりアメリカは両極端の極論で殴り合うことを選んだ、分断上等の社会であると(試験で苦手な文系科目は全捨てしちゃって得意な理系科目だけに全振りして合格点を取ろうという偏った戦術を良しとする社会、空気を読まずに決着をつけることを良しとする社会、みたいなイメージを、著者の人は繰り出す)。なのでさいしょはかっこいいけれど必ず正論に対して負けた側、社会の正義の網からこぼれたものたちの反撃が大きな力となって、極論vs極論のあほな殴り合いにおちいってにっちもさっちもいかなくなることであろう、と。たほう日本はといえば、根本的なところで、空気を読む社会、試験で言うとまんべんなく平均点を取るのを良しとする社会であるので、そのほうが長い目で見ると可能性があるぞと。もちろん空気を読んで出る杭を打つ抵抗勢力だけの社会ではいかんのだけれど、さすがにこの長期不況を経たいまこそ、空気を読みながらもグローバル的な合理的な理屈もうまく取り入れて地道なまん中あたりの解を見つけて前進することができるようになることであろう、みたいなおはなし。20世紀リベラルの言論は新幹線型だったがこれから求められるのは山手線型の言論だ、その心は、大阪から新宿に行くのにはまず新幹線に乗らないといけないというのが20世紀型で、とにかく大まかに超特急でぶっとばす、新宿を通り過ぎるかもだけれどとりあえず新幹線で行く、という。でも今やわたしたちは品川駅なり東京駅なりまで来ているのだから、そこからさきは山手線でごちゃごちゃ行く必要があるよねと。これからのリベラルは新幹線的大正義をふりかざすんじゃなくて山手線ぐらいの粒度のおはなしができないとね、と。まぁそんなかんじ。このあたりの文体なりたとえ話なりにかんして生理的な好き嫌いはでてくるだろうけれど、まぁ本当に日本がアメリカに勝つかどうかは置いておいて、まぁ、骨子だけみればふつうにまぁそうですよということが書いてある。
あとまぁこの本が出たのが2014年。2012年からの第二次安倍政権で、「アベノミクス」で景気をどうのこうのしようとしていた頃、そのころアメリカではオバマ大統領の二期目(その次の2017年にはヒラリー・クリントンが確実と言われてたのにエスタブリッシュ臭が嫌われて?まさかのトランプが勝ったわけですね)、ぐらいの空気感で書かれていたというのはあるかもね。でまぁ結局10年たって日本はアメリカに勝つかなあ、という、まぁそのあたりの具体的なところについてはいろいろ受け止め方はわかれるでしょうな。まぁしかし骨子だけ見ればふつうにまぁそうですよということが書いてあるわけである。

通勤電車で読む『クックマートの競争戦略』。

このまえ読んでたnote記事で紹介されてた本(https://k-i-t.hatenablog.com/entry/2023/12/17/153515)。note記事中で紹介されてたのが、豊橋と浜松だけで展開しているローカルスーパー「クックマート」で、全国チェーンもひしめく中で一店舗あたりの平均年商27億円と普通のスーパーの倍、まぁうまくいっているぞと。で、その社長が書いたのがこの本でとてもおもしろいということで、それならと読んでみた。まぁね。おもしろかった。そもそもスーパーマーケットって、全国チェーン化してスケールメリットで勝負、となりにくい性格があるよと。生鮮食料品を扱うしお客もご近所の人、食文化もローカル、従業員も地元の人、ということで、全国一律に規格化してスケールメリットで勝負となりにくい、でも、ついつい効率とか追求したくなって同業他社のやり方をまねたり一歩先を行こうとしたりしてるうちに、まぁどのスーパーも似たり寄ったりになってしまってなんかつまんない、で、値下げ競争みたいになってみんな不幸になる、みたいな。なので、ちゃんとローカルに目線を置いて、競争とかしないで、同業他社にできることはやらない、自分たちのスーパーにできることをちゃんとやることで価値を高くするよと。たとえばスーパーなのに折込チラシはやらない。チラシで他店をうわまわる特売でアピールするより、まぁその手間と広告費のぶんちゃんと商品そのものに力を入れていればわかってくれてるお得意さんなら来てくれるよ。また、チラシというのは広告以外に、じつは従業員に向けた指示書の意味もあり、今日、何に力を入れて売るかは本部が作ったチラシに書いてある、というわけだが、それをやっていると現場の判断力が育たないよと。今日はうちの店はこれを絶対売るぞ、と思っていても、チラシに〇〇円と書いてあったら融通が利かないよね等々。なるほどね。また、深夜営業もしませんよ、夜中に買い物したい人はコンビニに行ってね、うちのスーパーは晩8時にしめちゃうよ、で、従業員も早く帰ってゆっくり休んでまた明日はりきって商売しますよ、という。従業員も地元の人なわけだしね。その他その他。なるほどね。