通勤電車で読む『医療スタッフのための動機づけ面接2』。前のテキストの続編。

このまえ読んだテキスト(https://k-i-t.hatenablog.com/entry/2023/01/25/002506)の続編。というか、こちらはこちらで基本から書いてあるみたいで、なんか重ね塗りしている的なイメージ。で、後半でやはり会話例がたくさん出ている。サブタイトルにある通り、とくに糖尿病の生活習慣指導の場面がとりあげられている。まぁでも、糖尿病だからとか禁煙だからとかそういうはなしではなくて、やはり生活習慣を変えるというのはなんにせよ誰しも気が乗らないわけで、お医者さんに言われてもなかなか変えられないものだしそれは医者に限らずなんでもそうである。なので、けっこうわかるかんじで読む。まぁ、ほんまにそんなにうまいこといくんかいなとか、まぁ、ちょっと「方法論」っぽいわざとらしい発話になってるのかなと見える箇所もあるけれど、大枠では、いいかんじだなあと思いながら読んだし、これたとえば「やる気スイッチコミュニケーション術」みたいなそれっぽい看板で読書会でもすれば、一般向けでもいけるかもなあと思いながら読んでた。
うーん、けっして理屈としてはむつかしい話ではないんだと思うんだよなあ。じゃ何がむつかしいかというと、言うは易し行うは難し、たとえば「間違い指摘反射」というキーワード。なんのことはないようするに、相手が間違ったことを言うのを聞いたらつい「正したくなる」。専門家であれば「それは違います」とか言いたくなるわけで、それを脊髄反射のような言い方でキーワード化して、戒めてるわけである。専門家の人ってやっぱり、自分の発話を「ほら、いまの発話は「間違い指摘反射」ですね」とか言われたらヤなわけで、つまりふだん患者さんのほうがヤな思いをしてるのを、むしろ専門家の人に戒めてる、でも、言われてもやはり専門家のほうもなかなか治らないわけで、いつまでたっても「間違い指摘反射」でぱっと言いたくなってしまう、それがなかなか治らないんだから、患者さんの生活習慣がなかなか治らないのもわかるでしょう、ということなんじゃないかな。そういうのがうまいなあと。

通勤電車で読んでた『授業力&学級経営力(授業にリズムとテンポを生み出す「ミニ活動」大全)』2022年10月号。

これはAmazonのおすすめかなにかでみかけたのかな。明治図書の雑誌で、小中学校で使えるゲームとかミニ活動のあれこれを紹介している特集号。

通勤電車で読む『高校教員のための探究学習入門』。

10年に一度の寒波、とかいうふれこみで、ほんまかいなと思っていたらなるほど帰宅の電車もかなり乱れていたので、朝は少し早めに出たらまぁ電車も昨日ほどの乱れはなくいいかんじに少し遅れるぐらいで動いてくれたので、車内でなんとなく読みながらいったらちょうど最後まで読めた。高校の探究学習については、れいによってTwitterなど見ているとそうとうの懸念が呈されているようで、まぁ現場でもどうしようかと悩みながらなんだろうけれど、大学の方でも、高校でどんなことをやってきているのかというのも知っておきたいところもあるわけだし、またそのいっぽうでこういうテキストも出ているわけで、まぁ読んでみようかなと。

通勤電車で読む『医療スタッフのための動機づけ面接法』。かなり好印象のテキスト。患者さんに禁煙を勧めるには。

これも例によってたぶんTwitterで見かけたんだが、たぶんコロナ関連の情報を得るために作っているお医者さんとかのリストで見かけたんだったと思う。動機づけ面接(Motivational Interviewing略してMI)というのがあるのだそうで、たとえば保健師さんとか産業医さんとかが患者さんに禁煙を勧める場面があったとする。まぁ、職場の健康診断の結果がちょっと悪くて産業医のところに行ってこいとなったとかなんとか。患者は仕方なしに来ている。そこに向けて、健康のためにタバコをやめろ、と言ったって、まぁいうことを聞かないわね。そこでMIである。内容としては、ロジャースのクライアント中心カウンセリングの受け答えのしかたプラス、もう少し方向性や目的が決まっている(すなわち、クライアントの話をただ聞いて受容するのではなくて、禁煙を勧めるという目的性はあると)。 まぁ、おうむ返しとか要約とかの技とともに、クライアントのことばのなかの現状維持的なことばと変化にむけたことばを聞き取りながら変化に向けたことばを上手に拾ってフィードバックして、変化に動機づけていく、みたいなことか。まぁね。で、理屈はシンプルだが実践はむつかしいというMIについて、このテキストは、とにかく面接の会話の事例をたくさん紹介している。それがまぁおもしろいわけである。

通勤電車で読んでた『こども倫理学』。

れいによってれいのごとくにTwitterのタイムラインで見かけたので。子ども向きのわりに、義務論とか功利主義とか無知のヴェールとかの説明もあっておすすめ、みたいなことだったので、ちょっと見てみた。

通勤電車で読む『はじめてのメラニー・クライン グラフィックガイド』。いまふうのFOR BEGINNERS。

れいによってTwitterのタイムラインで見かけて。グラフィックガイド(『Introducing  … : A Graphic Guide』というシリーズ)、というのは、いまふうのFOR BEGINNERSってところ。訳者あとがきにもそのように書いてある。日本の「マンガで読む」みたいなのとはちがって、メラニー・クラインの生涯と理論の展開をコミック風のイラスト入りで書いている。まぁ、イラストが薄気味悪くて、そのあたりがなにげに精神分析系のおはなしに合ってる。メラニー・クラインというのははじめてで、この本は『はじめてのメラニー・クライン』というだけあってなんかわかりやすいものを読んだ気になれてよかった。

待てよ、以前読んだ『マンガ ユング心理学入門』(講談社ブルーバックス)は同じシリーズではないか?と思って、とりあえず検索してみたら、たぶんそうなんじゃないかと思えてきた。
k-i-t.hatenablog.com
手元にブルーバックスが見つかったので見たらやはり底本は『Introducing Jung』とあったね。