通勤電車で読む『映画技術入門』。撮影や編集の技術というよりフィルムをめぐる、スクリーンサイズとか発色とかサウンドトラックの技術で一冊。

映画技術入門株式会社明幸堂Amazonなにか検索したときに画面に出てきたか何かでおもしろそうで読んでみた(ちなみにこの本の漫画パートの著者がこの本(https://k-i-t.hatenablog.com/entry/2024/04/12/174110)のひとだったんだった)。映画技術というので…

通勤電車で読む『多職種チームで展示をつくる』。会議研究だった。

多職種チームで展示をつくる—日本科学未来館「アナグラのうた」ができるまで (シリーズ フィールドインタラクション分析 1)ひつじ書房Amazon以前よんだ会話分析のテキスト(https://k-i-t.hatenablog.com/entry/20170125/p1)やこの前読んだこの本(https://…

通勤電車で読む『バレーボール超観戦術』。

バレーボール超観戦術 「数」の視点で、プレーの駆け引きを読み解く作者:山本隆弘カンゼンAmazonTwitterを見ていたら紹介されていて面白そうで読んでみた。バレーボールを見るときに分析的に見れるように、という本で、サッカーについてはたとえばこのまえ読…

通勤電車で読む『認知症の人の「かたくなな気持ち」が驚くほどすーっと穏やかになる接し方』。

認知症の人の「かたくなな気持ち」が驚くほどすーっと穏やかになる接し方作者:藤原 るか,坂本 孝輔すばる舎Amazonなんか認知症本というのは芋づる式になんか面白そうなのが見つかるわけだが、たぶんこのまえのこのあたり(https://k-i-t.hatenablog.com/entr…

通勤電車で読む『食べものから学ぶ現代社会』。よくわかる資本主義批判。

食べものから学ぶ現代社会──私たちを動かす資本主義のカラクリ (岩波ジュニア新書 980)作者:平賀 緑岩波書店AmazonれいによってTwitterで見かけて。ちゃんとジュニア新書していて、わかりやすい。食べものから学ぶ、というわけで、小麦なりなんなり、たんに…

通勤電車で読む『発酵野郎!』。伊勢のクラフトビールの社長が書いた本。

発酵野郎!: 世界一のビールを野生酵母でつくる作者:鈴木 成宗新潮社Amazonたぶん何かの本を検索していたら画面のどこかに出てきたぐらいのかんじで、ちょっとおもしろそうかなと読んだ。伊勢でクラフトビールを作っている社長さんの書いた本。発酵つながりで…

『心を病んだ父、神さまを信じる母』読んだ。エッセイマンガで読む精神疾患とか信仰とか。

心を病んだ父、神さまを信じる母作者:ゆめのイースト・プレスAmazon何か他の本を検索か何かしていた時にふと見かけたかなにかで読んでみた。エッセイマンガなのでさらっと読める。統合失調症とか精神疾患とかの経験をマンガやエッセイにしたやつというか当事…

通勤電車で読んでた『食通小説の記号学』。

食通小説の記号学作者:真銅 正宏双文社出版Amazon買って以来幾星霜、もう本棚の一部かなというぐらいに溶け込んでいたものにふと目が行って ー それは目の前に並んでいたわけで ー 手に取って通勤電車で読んだ。食通小説なり食べ物エッセイなりというのは昔…

『ELAN入門』読んだ。

ELAN入門—言語学・行動学からメディア研究までひつじ書房Amazonマックス・プランク心理言語学研究所で開発された「ELAN」というフリーソフトがあって(https://archive.mpi.nl/tla/elan)、言語学や相互行為分析やいろいろな研究に使える、映像音声ファイル…

通勤電車で読む『指さしと相互行為』。

指さしと相互行為ひつじ書房Amazon

通勤電車で読む『宇宙怪人しまりす医療統計を学ぶ』『宇宙怪人しまりす医療統計を学ぶ 検定の巻』『宇宙怪人しまりす統計よりも重要なことを学ぶ』。

宇宙怪人しまりす 医療統計を学ぶ (岩波科学ライブラリー)作者:佐藤 俊哉岩波書店Amazon宇宙怪人しまりす 医療統計を学ぶ 検定の巻作者:佐藤 俊哉岩波書店Amazon宇宙怪人しまりす 統計よりも重要なことを学ぶ作者:佐藤 俊哉朝倉書店AmazonれいによってTwitte…

近所の久々に行った書店で買った『もう一杯だけ飲んで帰ろう。』。

もう一杯だけ飲んで帰ろう。 (新潮文庫 か 38-16)作者:角田 光代,河野 丈洋新潮社Amazon三月某日、さる用件のため出かける。近所だったけれど雨だったので電車で。それでちょうどその少し前に、Google地図で近所の本屋さんをあらためて探していたのは、散歩…

通勤電車で読んだ『同調行動のエスノメソドロジー』。

同調行動のエスノメソドロジー――日中ビジネスコミュニケーションの異同作者:楊一林春風社Amazonビジネスコミュニケーションの場面において、日本人と中国人ではコミュニケーションのとくに「同調行動」のやりかたが違うのではないか、それがときに問題になる…

通勤電車で読んでた『本を売る技術』。たんに本好きというより本屋さんというシステムへの職業意識がすばらしいタイプの本好き。クール。

本を売る技術作者:矢部 潤子本の雑誌社Amazonこのまえ立ち寄ったかんじのいい本屋さん(https://k-i-t.hatenablog.com/entry/2024/03/18/212541)で買ったもう一冊。れいによってTwitterで見かけて面白そうだと思っていた本が売られていたので買ったわけであ…

途中下車して本屋さんで買って読んだ『ここで唐揚げ弁当を食べないでください』。

tohon.shop-pro.jp 通勤電車に乗っていたら電話がかかってきて、ちょうど駅だったのでぱっと降りて電話に出た。それで案件がとてもいいぐあいに解決してよかったし、アポの時刻も夕方になって、そしてふと気が付くと、その駅はこのまえ少し散歩していい感じ…

通勤電車で読んでた『翔んでるケインズ』。1983年の「イラストで読むケインズ」はとにかく1983年感。

翔んでるケインズ (1983年) (The worldly economists series)Amazonふとケインズのことが気になって…というかようするに、大阪万博についてTwitterなどでいろんなひとがわいわいいってるのを見つつ、ふと、「穴掘って埋める」というのを思い出したわけである…

通勤電車で読んでた『厄災と性愛』『闘争と統治』。

災厄と性愛 ー 小泉義之政治論集成 I (小泉義之政治論集成 1)作者:小泉義之月曜社Amazon闘争と統治 ― 小泉義之政治論集成 II (小泉義之政治論集成 2)作者:小泉義之月曜社Amazonまぁ春休みといえるかまぁ出勤してるわけだけれど通勤電車で春休みらしいもの(…

散歩でいった書店で見つけた『カレーライスの丸かじり』。最終回、そして人生は続く。

丸かじりシリーズ(47) カレーライスの丸かじり作者:東海林 さだお朝日新聞出版Amazon某日、休日にひきこもっていてはよろしくないということで重い身体をひきずって外出、近所の散歩をする。ショッピングモールに辿りついて書店に入ったら、入り口そばの新…

通勤電車で読む『認知症の人が「さっきも言ったでしょ」と言われて怒る理由』。着地点はパーソンセンタードケアだが医者目線。 

認知症の人が「さっきも言ったでしょ」と言われて怒る理由 5000人を診てわかったほんとうの話 (講談社+α新書)作者:木之下 徹講談社Amazonこのまえ読んだ介護民俗学のかたの本(https://k-i-t.hatenablog.com/entry/2024/02/09/081237)で言及されていたので…

通勤電車で読む『心の病気はどう治す?』。

心の病気はどう治す? (講談社現代新書)作者:佐藤光展講談社Amazon新書本で、帯にはそれぞれのジャンルの6人の精神科のお医者さんたちの顔写真が出ている。で、それぞれのジャンルについてその先生に取材をして1章ずつ、またそこにまた別の先生に取材した…

通勤電車で読む『それでも私は介護の仕事を続けていく』。

それでも私は介護の仕事を続けていく作者:六車 由実KADOKAWAAmazon『驚きの介護民俗学』のひと(https://k-i-t.hatenablog.com/entry/20120608/p1 https://k-i-t.hatenablog.com/entry/20150928/p2)の本で、以前、Web連載されてたのを読んでたけれどそこに…

通勤電車で読む『事例で学ぶ統合失調症のための認知行動療法』。

事例で学ぶ統合失調症のための認知行動療法金剛出版Amazon認知行動療法関連の本をときどき見たくなるわけで、うすっぺらいとかなんとかいうイメージをですね、まぁいい意味で、まぁ持っているわけだけれど、まぁしかしこれは統合失調症のためのということで…

通勤電車で読む『日本がアメリカに勝つ方法』。

日本がアメリカに勝つ方法: 日本経済、大反撃のシナリオ (犀の教室)作者:倉本圭造晶文社Amazonこのまえ読んでた『日本人のための議論と対話の教科書』(https://k-i-t.hatenablog.com/entry/2024/01/31/102118)の人の昔の本で、たぶん内容の基本線がかぶっ…

通勤電車で読む『クックマートの競争戦略』。

クックマートの競争戦略――ローカルチェーンストア・第三の道作者:白井 健太郎ダイヤモンド社Amazonこのまえ読んでたnote記事で紹介されてた本(https://k-i-t.hatenablog.com/entry/2023/12/17/153515)。note記事中で紹介されてたのが、豊橋と浜松だけで展…

通勤電車で読む『日本人のための議論と対話の教科書』。

日本人のための議論と対話の教科書 - 「ベタ正義感」より「メタ正義感」で立ち向かえ - (ワニブックスPLUS新書)作者:倉本 圭造ワニブックスAmazonこの前読んで面白かったnote記事( おもしろかったnote記事。「『テスラ車が描く未来』vs『『売上日本一のロ…

通勤電車で読む『ドンキにはなぜペンギンがいるのか』。おもしろくドンキを見る著者の目があるだけなのか。

ドンキにはなぜペンギンがいるのか (集英社新書)作者:谷頭和希集英社AmazonれいによってTwitterで流れてた記事を読んでて、ちょっとおもしろかったので、 toyokeizai.net その記事の筆者の人の本を読んでみた。 で、ドンキという店にはほぼ行ったことがない…

通勤電車で読むサトカメ『地域密着店がリアル×ネットで”全国繁盛店になる方法”』。2021年コロナオンライン対応の本とサトカメの現在やいかに。

地域密着店がリアル×ネットで“全国繁盛店"になる方法 (DOBOOKS)作者:佐藤 勝人同文舘出版Amazon栃木のローカルのカメラチェーン店「サトカメ」の専務かなにかの人の本が面白いわけだけれど(https://k-i-t.hatenablog.com/entry/20101110/p1 https://k-i-t.h…

通勤電車で読んだ『ワイルドサイドをほっつき歩け ハマータウンのおっさんたち』。おもろうてやがてかなしき野郎どもの現在。

ワイルドサイドをほっつき歩け ――ハマータウンのおっさんたち (ちくま文庫)作者:ブレイディみかこ筑摩書房Amazonサブタイトルが「ハマータウンのおっさんたち」ということで、ウィリス『ハマータウンの野郎ども』世代のイギリスの労働者階級のおっさんたちの…

お正月休みに読んでた『段落論』『ちくま日本文学 内田百閒』『村上T』『出雲大社の宝物と門前町の伝統』『絵葉書のように』『いわしバターを自分で』

段落論~日本語の「わかりやすさ」の決め手~ (光文社新書)作者:石黒 圭光文社Amazonちくま日本文学001 内田百閒 (ちくま文庫)作者:内田 百けん筑摩書房Amazon村上T (新潮文庫 む 5-45)作者:村上 春樹新潮社Amazon出雲大社の宝物と門前町の伝統―特集「吉兆…

通勤電車で読む『100のワークで学ぶ カウンセリングの見立てと方針』。これはカウンセラーじゃなくても勉強になるよいテキスト。

100のワークで学ぶ カウンセリングの見立てと方針作者:竹内 健児創元社Amazon心理カウンセリングというのもいろいろあって、行動療法もあればユング派もあれば来談者中心両方もあればまぁいろいろある。でもいずれにせよ、クライアントさんと会って話を聞い…