みんな魁皇くんが大好き。

結局、あと少しのところで魁皇くんは横綱昇進を逃してしまうようだ。いざというときに勝てない、ついつい引いてしまう、という。
今朝の『サンデーモーニング』でも言っていたが、誰もが思っているのだけれど、魁皇くんは、実力は申し分ないのだけれど気が弱い、のだ。関口宏が、「かわいい男なんだけどねえ」と言っていたように聞こえたけれど、本当にそうですね。
でも、今回は、これまでの横綱挑戦場所に比べたらかくだんにがんばったのだ。人間というのはゆっくりとでも成長するものなのだな、という教訓であろう。たぶんね。
もし仮に、横綱になっちゃったとしたら、「昇進しなきゃ」という種類のプレッシャーがなくなって一回くらい優勝できるかもしれない。もちろん横綱ということじたいに重圧があるだろうし、もう年も年なので、そうそう長く活躍はしないだろうけど。

魁皇、12勝で横綱昇進も=押尾川審判部長が私見−大相撲九州場所」(時事通信)2004/11/27-20:10
http://www.jiji.com/cgi-bin/content.cgi?content=041127201008F668&genre=spo

番付編成の責任者、押尾川審判部長(元大関大麒麟)は27日、魁皇の綱とりについて、28日の千秋楽で、既に優勝を決めている朝青龍に勝って12勝3敗とすれば、昇進が検討される可能性があることを示唆した。「(あした)勝てばの話だが、個人的な意見では(昇進は)全然ないとは言えないと思う」と話した。

うーん、でもこういうこといってると、プレッシャーになってよけい朝青龍に勝てなかったりするんだよなあ。
言わなきゃ勝てたりするかもしれないんだけど。とか思わせる。

結局

結びの一番は魁皇くんががんばって朝青龍に勝ち。見ていてちょっと目が赤くなった。
しかし、審判部は、やはり今回の昇進はなしという結論。
解説の舞の海は、昇進させてもよかった、と残念がっていた。
TVのアナウンサーも、まあそういう気分だったようで、「来場所もう一度挑戦といっても、気持ちがつづきますかねえ」と言うと、
解説の人が、「うーん、それでなくても繊細ですからねえ」だと。
みんなが、なんていうか、心配しているのだ。