なんとなくぼんやりKBSで見た『バス停留所』

晩に、なんとなくチャンネルをかちゃかちゃと変えていたら、ローカル局で、やけに退色した西部劇っぽい吹き替えの画面が出て、一瞬、「ん?」と思って手を止めたら、なんだかテーマ曲が流れてスタッフとかが出てきたので、よくわからんけど映画がはじまるところか終わるところなのだな、と思いながら、ききおぼえのある曲ではあったので、監督名だけでも見ておこうと待っていたら、ジョシュア・ローガン、という、これまた微妙な監督で、さほどぐっとこないなぁ、と思いながら、しかし、どうやら映画はこれから始まるところのようだったのでもう少し見ていたら、なんだか見覚えのあるカウボーイがバスに乗り始めたので、「ん?」と思って見ていたら、やはり『バス停留所』だった。

バス停留所 [DVD]

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これ、最初に見たときはなんだかとてもよかったという記憶があって、しかし2度目に見たときはなんだか腹ばかり立ったので、それはきっと自分が映画やら何やらについてわかってきたということなのだと思っていたのだが、久しぶりにまた見たら、まぁこれはこれでいいかな、という気にはなった。マリリン・モンローの表情が、困った顔と恍惚とした顔と気を許したような笑顔と怒ったような顔と、めまぐるしくよぎらせるので、まぁ、演じ過ぎというふうにもいえるかもしれないにせよ、しかしまぁよかった。