コッポラ『レインメーカー』、法廷劇。『タッカー』のがよかったけど。

レインメーカー [DVD]

レインメーカー [DVD]

マット・デイモンくんというあんちゃんは、まぁそこそこやが、ミッキー・ロークがいい感じでよかった。すごくもうけ役。ダニー・デヴィートはいつもの通り。
コッポラだと『タッカー』が好きで、あれも法廷劇のところがあるのだけれど、あっちのがよかったなあ。ちっぽけな主人公チームが巨大な敵とたたかう、みたいなところも同じ。ま、そりゃこのての映画の定番中の定番なのだけれどな。
最初と最後が画面外の独白だ、というのと、女とふたりで車で街を去っていくみたいなラスト、それから、空しい勝利、というか、けっきょく何も解決してないまま去る、みたいなところとかが、なんか、『ブレードランナー』がフィルム・ノワールだという加藤のいう意味において、フィルム・ノワールな雰囲気を、そこだけ、だしてたような。