学内の研究会を「パワーランチ」ってやつでやる相談をしたりしている。

年齢のせいもあるのだろう、どうもこのところ、学内の委員の役が増えてきて、会議が増えている。同世代の先生方がみなそんな感じで、それは他大学の同世代の人も同じことで、そのために研究会(学外のも学内のも)もなかなかうまく開けない状態が続いているのだけれど、
さしあたり学内の研究会については、昼飯時があるじゃないか、という気になってきた。
ほんとは、3時間ぐらい議論しないと研究会した気にならないのだけれど、
そんなことを言っていたらいつまでたってもなにもできない。
発想を変えて、
短時間で情報交換プラスちょっとしたプレゼンだけにはなってしまうけれど確実に定期的に行なえる、
というのもありかな、と思ってきた。
で、
今日、ちょうど会議で一緒だった先生が、学内研究会でご一緒しているかたなので、会議終わりの廊下の歩き話→立ち話でそういうことを喋っていた。
その学内研究会、今までの感じでは、発表も議論もけっこう本気でハードルもちょい高めなかんじになっていたのだけれど、
たしかに、もう少し楽に小ネタでできるのもええですね、ということになった。
学期が始まったら始めてみるのもええかも。

さいきんビジネス方面の本をちらちら読んでいることもあって、ランチのときにミーティングをするのを「パワーランチ」と呼ぶと、それっぽいなあ、という気がする。
パワーランチ - Google 検索
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外資系企業では、お昼の時間(正午〜 1 時)をねらって、非常に多くのミーティングが設定されます。入社当時の私は、「これは私にお昼を食べさせないための、嫌がらせの一種なんじゃないのか…」と真剣に悩んだほどです。でも、お昼のミーティングでは、各人が自分のランチを持ち寄って、それを食べながら打ち合わせを行います。これを「パワーランチ」と呼んでいます。
外資系企業がパワーランチを開く理由は、時間の節約、つまり夜遅くまでミーティングをしたくないのでお昼にやっておくという意味合いが大きいのですが、それよりも彼らが重視するのは「発想の転換」が上げられます。お昼をとりながらの方が、議論が活発になって、会議がよい方向に向かうというのです。
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実は「パワーランチ」というのは、ワシントンで生まれた言葉のようです。政治家が打ち合わせや勉強会を昼食時に行ったことが起源になっているとのこと。興味深いのは、現在でもワシントンにおけるパワーランチにかける費用は、各人持ちで 20 ドル以下におさめるのが普通のようです。


今日お話した先生によれば、イギリスだかヨーロッパだかアメリカだかの大学で、アカデミックな議論をしつつランチを食べつつみたいな時間を制度的に設けているのがある、ということだった。それはなんていう制度なのか。「パワーランチ」と呼んだほうがビジネスライクふうで、いまの気分には合っているのだけれど、うちは古きよき雰囲気の残る大学でもあるので、なんかアカデミックな名前がついていればそういうのも優雅でいいかもしれない。