「教員採用、社会人2割に・教育再生会議、バウチャーは試験実施」って記事、見出しに出てない「大学の全授業の3割を英語で実施することも明記」というのがものすごい。

こちら(http://d.hatena.ne.jp/daigaku_jiken/20071213#p6)経由で知ったニュース。感想も同じくですが。

http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20071212AT3S1102C11122007.html

教員採用、社会人2割に・教育再生会議、バウチャーは試験実施
 教育再生会議野依良治座長)がまとめた三次報告の最終案が11日、明らかになった。教育の幅を広げるため、教員免許を持たない社会人の参入を推進。2012年までに教員採用数の2割以上を目指すことを掲げた。大学の全授業の3割を英語で実施することも明記。賛否両論あった「教育バウチャー(利用券)」制度は全国一律の実施は見送り、国が公立学校を対象にモデル事業を実施することで決着した。下旬に福田康夫首相に提出する。
 社会人の積極登用は、ビジネスマンや研究者など各界の専門家を教壇に立たせることで教育水準の向上に寄与することを狙った。現在も都道府県の教育委員会が「特別免許状」を発行して採用できるが、慎重な教委が多い。特別免許状なしでも優秀な人材であれば非常勤講師などで登用するよう提言した。(07:04)

しかし、「大学の全授業の3割を英語で実施することも明記」ってのがすごいな。「明記」だからなあ。現実的でない、を通り越して無責任、を通り越して投げやり、っていうか冗談、っていうかんじ。これを書き込むことで報告の全体を「ぜんぶ冗談デース」って投げちゃうために書き込んだんじゃないかっていうかんじ。見出しにもなってないのは、日経さんがそれだけバカな意見だと認識しているということなんじゃないか?
まぁ、よく考えれば、これは私に英語で授業しろといってるんじゃなくて、つまり、「全国の」大学の全授業の3割、ということであるならば、英語で授業が成立しそうなところだけでやってくれ、というはなしかもしれない。とりあえず東大は100%英語で、とか。地方の文系の単科大学なんかは100%まぬがれる、とか。そうすっとうちなんかはどのぐらい負担かなあとか。外国語系の学部があるけれど、たとえばフランス語や中国語の授業も英語でやってもらうといいかなあ、とか。そうすっと負担が自分にまわってくることはあるかなあとか、想像してると、それなりにおもしろいといえばおもしろいけれど、まぁ、バカな意見ですわな。