『男はつらいよ 寅次郎紙風船』みた。意外と充実していた。

第28作 男はつらいよ 寅次郎紙風船 HDリマスター版 [DVD]

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寅さんのどれを見てどれが未見かというのがあやふやなのだけれど、マドンナが音無美紀子だというので、これはたぶん未見だろう、でももうひとつ食指が動かないなあ(だからたぶん未見だろう)、と思っていたのだけれど、見てみたら意外にもよかった。なんか、充実してた。
で、音無美紀子というと、なんか学校の先生みたいな雰囲気の女優さんなので、寅さんにはどうなのか?と思っていたのが食指の動かなかった理由で、しかし、見てみたら、最初のほうで活躍するのはむしろ岸本加代子で、18歳のフーテン娘という役回りで、これがお話をいきいきとにぎやかにしてて、よかった。
で、やおら音無が出てくるのが、寅の兄弟分の女房、という役回りで、お祭りの屋台のたこやき屋で登場。てっきり学校の先生みたいな役で出てくるかと思っていたので、ちょっと意表をつかれた。美人で働き者で苦労してる、いいかんじの役回りなのだった。で、岸本と音無のはなしがちゃんとバランスよく展開して、寅さんはあいかわらずのいい男で、いいぐあいにもてるし、同窓会のエピソードもわるくないし、けっこう充実してて満足した。