たしか新聞の下のところの広告で見かけたのだと思うけれど、
認知言語学で生態心理学であるなら買わねば、と思って買って読んだのだった。
認知言語学は、信頼してる同僚の先生がご専門なので、またいろいろ聞いてみようと思う。読んでみたらエッセイ風の入門書ふうで、あるいはそういう体裁を取りつつ最先端なのかもしれないけれど、さしあたりは1章が10ページ弱ぐらいの短い章が21章あって、それぞれ日常的なことがらから入り、まぁ言葉の問題に焦点が当たって行って、
アフォーダンスとか
認知言語学とかで読み解く、みたいな。それが少しずつ話が展開していって、本の終わりのところでは、「私」はどこにあるか、「自分」はどこにあるか、みたいな話にまで行く。それぞれの章について、なるほどと思いつつ、しかしいつもながら
認知言語学のお話を読むたびに、いっこいっこの語の機能にいろんなものをおっかぶせてるっていうか、そういう印象をもつわけで、またそのような印象をもった。