『こころの生態系』という本を読み飛ばす。

例によって、学校の売店で本を物色して、かえりの電車で読む、学生に薦める、という基準で気軽に読めそうな新書本を何冊か買う。
そのうち一冊を、放課後に、なんとなくさっと読み終わって帰ろうか、という気になって、さーっと読み飛ばして読了。
2000年に出た本で、もともとは、99年にあった日本総合研究所の主催のシンポジウム記録に、各パネラーへのインタビュー対談をあわせた本。
内容は、
まぁ、面子をじっと見るとだいたい想像がついて、あと

目次

第1章 「こころの問題」とは何か
 エロス欠乏症
 こころは常に苦しんでいる
 「他力系」宣言
第2章 日本人のこころが直面していること
第3章 いかにこころを再生させるか
 カウンセリングとマネジメント
 「知」の回路を切り換える
 ほんとうの変化をつくるもの

という、まぁ、目次を見るとなんとなくわかるようなことが書いてある。
で、いま読むとしたら、これがいわゆる「9.11」より前に書かれた、というあたりを目安にして読むといいかも。
あと、インターネットの話なんかもでているのだけれど、win95をひとつのスタート時点とすると、ことし2005年でようやく10年、で、この本はちょうどまんなかの2000年。その時点の語られ方として、リナックスコピーレフトの話とかもふくめ、読むと、おもしろいかも。