献血敬遠「針が痛いから」 厚労省が初の若者意識調査

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060510-00000038-kyodo-soci

若者が献血をしたことがない理由で最も多かったのは「針を刺すのが痛くて嫌だから」−。厚生労働省が10−20代を対象に初めて実施した献血の意識調査で10日、こんな結果が明らかになった。厚労省の担当者は「現状では針の痛みをなくすのは難しいが、若者に献血に足を運んでもらえるような具体策を考えたい」と話している。
 調査は、若者の献血離れを食い止める方策の参考にするため、1−2月にインターネットを通じて実施。全国の16−29歳の献血経験者5000人と未経験者5000人から回答を得た。
共同通信) - 5月10日10時33分更新

とんちんかんな結果になってしまった調査。
献血をしない人というのは、最初からとにかく献血するつもりなんかないのだから、アンケートなんかされても、とにかく献血はしない、という以外の理由なんかないわけで、
何かを「しない」ことの理由、などというのを、ばかしょうじきに問うほうが間違っている。
あなたは何故けさ逆立ちをしなかったのですか?「そんなことしません。頭に血が上るじゃないですか!」
あなたは何故、電車の中で阿波踊りを踊りながら通勤しなかったのですか?
「そんなことしません。恥ずかしいでしょう?」
みたいなことである。
「頭に血が上らない逆立ち」や「電車の中でも恥ずかしくない阿波踊り」が開発されたら逆立ちするか、踊るか、というと、やはり逆立ちも阿波踊りもしない。そうでしょう?

敢えて「やらない」理由を訊く、ということは、「やるのが当然でやらないのが不思議だ」という意味をもってしまうので、
そりゃまぁ、献血しない人からすれば、まともにこたえる気が起こらないだろう。
どんな調査をしたかはわからないにせよ、「インターネット調査」だったら余計にそうなるんじゃないか、という気もする。