ILO報告書「児童労働」減少

http://eri.netty.ne.jp/educationnews/2006_05.htm#05_06

国際労働機関(ILO)は4日、子どもの健全な成長を妨げかねない「児童労働」が初めて減少したとする報告書を発表した。大人同様に働いている子どもは2004年現在、途上国を中心に世界で2億1,800万人と前回2000年の調査と比べて11%、2,800万人減り、危険・劣悪な労働も大きく減少したという。報告は、各国で児童労働問題への自覚と対応が広がり、貧困削減と学校教育の普及が進んだことが減少の背景にあると指摘。ILOは「この傾向が続けば、劣悪な児童労働は10年以内に根絶可能」としている。
[2006年5月5日付 日本経済新聞より要約]