『真昼の死闘』テレビでやってた。よかった。

晩に、テレビのチャンネルをぱちぱちとしていたら、ローカル局でちょうど映画が始まったところで、西部劇らしく馬に乗った男が写っている。音楽、エンニオ・モリコーネ、と出てきて、ふうん、と思っていたら、つぎにバッド・ベティカーの名前が出てきて(原案、らしかったですが)、お、と思って、ひょっとしたら見ようかなと心が動いてクレジットを見ていたら、監督、ドン・シーゲル、と出てきて、馬に乗った男がクリント・イーストウッドだったので、見るのけってい。
で、いきなり半裸の女が悪漢どもに襲われていて、イーストウッドが助けるところから話が始まったかと思ったら、助けた女が服を着てみたら修道女で、これがシャーリー・マクレーン。なんやかんやでイーストウッドについて歩くことになるという。
大きな声では言えないけれど、シャーリー・マクレーンというのは、好きだ。ここでも、敬虔な修道女かと思ったらなにげに度胸があって、ていうか図々しく、ていうかお約束どおりの謎の女めいてきさえするのだけれど、妙なコメディふうのところもあり、ていうかこの映画、シャーリー・マクレーンのほうがメインで、イーストウッドの映画というつもりで見ているとちょうしくるうんじゃないかな。すっかりひっかきまわされて、ペースを持っていかれてしまっているんである。私はマクレーンのファンなのでまったくもってオッケーであった。