『カウンセリングの実際問題』おもしろかった。語り口のよさもあり。

カウンセリングの実際問題

カウンセリングの実際問題

なんとなくこのところの勢いに乗り、これまた目の前の本棚にながらく並べていたものを、読んだ。比較的早い時期(昭和44年だそうで)の講座の記録で、あるていどカウンセリングをやっている人が対象であるらしいこともあり、それこそカウンセリングの実際問題のところを喋っている。話の内容もおもしろいけれど、語り口がれいによっておもしろい。長めに紹介される事例のところなんかは、落語の人情噺みたいなおもしろさがある。笑うところが多いわけではないけれど、なんともいえん語り口なんである。