携帯電話:横浜市教委が小・中学生ら調査 親子間で違う必要性 /神奈川

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携帯電話:横浜市教委が小・中学生ら調査 親子間で違う必要性 /神奈川
2月5日15時0分配信 毎日新聞
 ◇家庭で話し合ってトラブル防止を
 ◇必要な機能−−保護者→通話、メール、GPS/子供たち→ネット、音楽、ゲーム
 横浜市教育委員会が小・中学生と保護者に携帯電話について調査した結果、保護者は子供に必要な機能として通話やメールの他に子供の居場所が分かるGPS(全地球測位システム)を挙げたのに対し、子供はインターネットや音楽、ゲームなどを挙げた。携帯電話に期待する役割が、親子間で大きく異なることが浮き彫りになり、市教委の担当者は「家庭で使い方をよく話し合って、子供がトラブルに巻き込まれないように注意してほしい」と話している。
 横浜市教委は07年11月、同市内の小学4年から中学3年までの1882人と同世代の子供を持つ保護者4055人にアンケート調査した。子供たちが運営する「学校裏サイト」や自己紹介サイト「プロフ」を悪用したいじめや、ネットをきっかけに犯罪に巻き込まれるケースの増加を受け、同市PTA連絡協議会と実態を調査した。携帯電話の所有率など基本データの収集とともに、保護者と子供の意識や家庭内でのルールなども調べた。
 保護者が答えた「子供たちの携帯電話に必要な機能」で70%を超えたのは▽通話(99・1%)▽メール(88・2%)▽GPS(83・7%)▽電話帳(70・4%)の四つ。ゲーム(6・4%)やテレビ(2・4%)は10%未満だった。
 一方、子供たちがよく使う機能はメール(91%)と通話(79・7%)。親が必要としたGPSは、わずか8・6%。保護者の13・2%しか必要と答えなかったネットは、逆に31・5%だった。音楽(57・1%)、ゲーム(35・6%)、テレビ(15・2%)も高く、子供たちがネットを介してさまざまな機能に慣れ親しんでいることが、うかがえる。【野口由紀】
2月5日朝刊