「学習指導要領の変遷」

http://book.jiji.com/kyouin/cgi-bin/edu.cgi?20080215-14

2008年02月15日17時26分
●学習指導要領の変遷
●1947年 最初の学習指導要領を「試案」として策定。修身を廃止し社会科や男女共通の家庭科を新設
●51年 「自由研究」を教科外の扱いとする
●1958年 教育課程の基準として官報告示。小中で道徳を新設、科学技術教育の向上などをうたう
●1968年 「教育内容の現代化」をテーマに内容、授業時数ともに大幅増加。進度が速すぎ「新幹線授業」などの批判が出る
●1977年 詰め込み教育から転換、初めて「ゆとり」を提唱。小4以上で週当たり授業を2〜4時間減らし、内容も基礎・基本事項に絞る
●1989年 知識・技能よりも思考力を重視し、子どもの個性を尊重する「新学力観」が登場。「生活科」新設。小学校で国語、理数など主要教科の割合が低下
●1998年 学校週5日制に合わせ、学習内容3割削減。総合学習を新設し、「生きる力」育成を掲げる
●2008年 学力低下批判を受けゆとり路線を転換。授業時間数が30年ぶりに増加。伝統文化や道徳教育の充実打ち出す。