通勤電車で読む『つっこみ力』。クルーグマンのノーベル賞は予言してたのか?

つっこみ力 (ちくま新書 645)

つっこみ力 (ちくま新書 645)

学生に薦める新書を通勤電車で読むシリーズ。研究室のスタッフで推薦図書のリストを作ったわけで、その中に入れて薦めたので、自分でも読んだのです、という脈絡を書いておくのは、この著者、なにやら「反社会学」とか言ってたそうで、そういう言い回しをするセンスはいかがなものかと思ってたので読んでなかったのだ。でまぁ、読んでみてやはり、なんか「学者なんて」とかぐだぐだ当り散らす口調が、なんか浅薄だよなあ、こういう口調だけを真似したがる学生がでてくるとめんどくさいんだよなあ、と思わなくはなかったけれど、また、学者は偉そうでもっと笑いのセンスが必要だとかいいつつこの本ぜんぜん笑えるところなかったけれど、というのもまぁさておき、まぁうちの学生さんたちは純真すぎるので、この本でも読んで「つっこみ力」でもなんでも高めてくれよと薦めたくなるというのには、同意。
途中で妙な流れでクルーグマンノーベル賞でもやったら、なんて書いてあって、おや?と思って出版年を見たらやはり受賞年より前だった。やはりこの本の感想は、この著者の人は研究者なのか研究者崩れなのか?という興味につきる。