通勤電車で読む『〈自己責任〉とは何か』。98年時点の「自己責任」流行を戦後体制から見る的な。わるくない。

「自己責任」とは何か (講談社現代新書)

「自己責任」とは何か (講談社現代新書)

古本屋で見かけたので購入。98年の本で、「自己責任」という言葉がはやり始めた(今はもう定着してますね)ころに、ちゃうやろ、ということで書かれた本。ひとつの導きの糸が、丸山真男の「無責任の体系」ということばで、それを参照しつつ、でもたんじゅんな日本文化論みたいなことにならないようにしつつ書かれていてべんきょうになる。