『17歳のカルテ』。ウィノナめあてで見た。でも儲け役はアンジーでした。

ウィノナ・ライダーの出てるの、ということで。当時20代後半であったはずのウィノナだけれど、役では18ぐらい?で、ときは1960年代、高校を出て大学に進学せずに作家になるとか言いつつ不安定な日々を送っててある日鎮痛剤の過剰服用でぶっ倒れてそれで精神病院に入院ということに。映画が始まってすぐのモノローグで「お金があるのに万引きしたことある?」みたいなことを言っていて、しかしこのときはまだ実生活では万引き事件も精神安定剤過剰服用騒ぎも起こしてなかったはずのころなんだけど、やっぱしいろいろあったのかな。なんか、すごくやせっぽちの短髪で色白で目だけ大きくて、いかにもそういう感じっぽいので、これは役にはまってるなあ、と思いながら見始めたのだけれど、いざ精神病院に入ってみたら、牢名主みたいな?オーラを放ちまくってるカッコいい不良少女ってかんじの患者(どこが病気なんだかよくわからないような)がいて、それが美人だし、よくよく知っていくと話の分かる奴みたいだし、アタマも切れて大胆な魅力をふりまいてる。で、ウィノナもそのリサって患者とあれやこれやありつつ親友になって・・・だけど・・・あれやこれやで、けっきょくウィノナは精神病院を退院して社会復帰して作家になる(それで書いたのがこの原作の本ですよということになる)。なので、ウィノナの役回りは、けっきょくまともな観察者、というところで、ドラマチックなのはリサのほうで、これが(最後の最後のほうでようやく気が付いたのだけれど)、アンジェリーナ・ジョリーだった。アカデミー助演女優賞だって。そらそやわな。