通勤電車で読む『社会学講義』。昔の別冊宝島のさらにダイジェストの改訂版らしい。

社会学講義 (ちくま新書)

社会学講義 (ちくま新書)

新書で社会学入門ということでもう一冊買ってたのがこれで、帯には「豪華執筆人による入門書の決定版」「この1冊でOK! 社会学を始める前の必読書」と書いてあるのでちょっと期待してはいたのだけれど、前書きを見たら、なんか昔に出ていた別冊宝島『わかりたいあなたのための社会学・入門』の中からダイジェストで何章かピックアップして、20年以上前の本なんで改訂したよ、家族社会学の章だけは新しく書いたものだよ、ということのようですよ。なあんだ。改訂したと言っているけれど、第1章のなかには「やがて21世紀になろうとするこの社会の変化をうんぬん」みたいなくだりもあって、まぁちょっと、なあんだ、という感じ。あと、ダイジェストでピックアップしたんだからまんべんなくすればいいとおもうのに、第3章都市社会学と第4章文化社会学に書いてる内容が、なんとなくだぶっているのも、ちょっとなあというかんじ。なんか、せっかくなんだからもう少しうまくやってくれないかなあと。