『グロテスクな教養』。グロテスクで笑える本。

グロテスクな教養 (ちくま新書(539))

グロテスクな教養 (ちくま新書(539))

まぁこういう本は、グロテスクなギャグがまんさいで、そのうち何割かは身につまされつつ笑えて、何割かは「ぬるいな」とスルー、何割かは、そこまでいうのは人間としていかがなものかと唖然とする、というかんじになっているものなのだけれど、その何割・何割・何割、というのが本によっても違うしそれを読む人によっても変わってくるわけなのだけれど、なんというか、かなり身につまされつつかなり笑えたし、掛け値なしに笑えたギャグもたくさんあった(ただし半分以上は中野孝次のせいだが)。で、そこまでいうのは人間としていかがなものかという箇所も男子パートで一箇所、女子パートで一箇所はあったような。というわけでよい本である。
専攻スタッフが研究室の学生さんに薦める新書のリストの中に入っていて、私も自分が読んでないのは手に入れて目の前にずっと置いていたのだけれど、ようやく読んだ。学生さんたちに、こういう教養論論がピンとくるかどうかはわからないのだけれど。

「<シャツ>少年の背に「死ね」 度胸試しが通報騒ぎ 高知」。Yahoo!がつけたタグは<シャツ>。

このところ上野駅とか小女子とかくだらないニュースばかりあって、つられないように自重していたのだけれど。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080718-00000042-mai-soci

<シャツ>少年の背に「死ね」 度胸試しが通報騒ぎ 高知
7月18日12時4分配信 毎日新聞
 背中に「死ね」と書かれたワイシャツを着た少年が今月15日、高知市のJR高知駅などで確認された。沿線の高校には「いじめではないか」という電話が複数あり、110番通報で出動した警察官が路上で職務質問したところ、「劇団員が志望で、度胸試しのためだった」と“告白”した。警察官はカンカンで、少年は平謝り。電話があった高校は16日、緊急幹部会を開き、教頭は「いじめの風評が広がると困る」とぶぜんとしていた。
 JR四国や県警によると、少年は15日朝から午後4時過ぎにかけ、高知駅など3駅で目撃された。ガーゼで右目を覆い、白色ワイシャツの背中に墨で「死ね」、灰色ズボンに「役立たず」と書かれていた。
 高知駅構内で駅員が少年に理由を聞くと、「演劇の勉強をしています」と答え、4駅離れた土佐大津駅(高知市)で降りるのを列車の乗員が確認、高知駅を通じて110番通報した。南国署員が近くの路上で職務質問。「岡山県在住のフリーターで18歳」などと名乗った。【千脇康平】

どこがどうというふうに明言しないまま言うのだけれど、不愉快なニュースだ。こんな世の中にしたいのか。また、警察も新聞も、もうちっと巨悪を追えよ。あとこの劇団男は平謝りするぐらいならくだらないことをすんなや。あとYahoo!は<シャツ>とか変なタグつけんな。

「教育における著作権の例外とは」

念のための確認のためにこのへんのことをチェックしておくこと。
ていうか、映画学とか専門の先生にうかがったら、たとえば映画なんかはけっこううるさい、とか、メディアによっても感触が違うようなことも聞いたことがあるので。
http://www.ccile.otemon.ac.jp/copyright/
Google検索で調べたら、「著作権 授業 映画」で調べた人がたくさんいたようだ。なんか関連検索、っつってでてきた。
著作権 授業 映画 - Google 検索