博報堂のニュースリリース

NEWS | 博報堂 HAKUHODO Inc.
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2004年10月25日
博報堂生活総合研究所、「生活定点2004」を発表。不況の先に日本の誇り、復活!
http://www.hakuhodo.co.jp/news/2004/20041025_0.html

 博報堂生活総合研究所の「生活定点調査」は、生活者の価値観などを読み取るために、1986年より隔年で同じ質問で調査を続けています。
・・・
 8月17日には「速報」として、過去22年の比較をし、日本人の「怒りと哀しみ」がそれぞれ3倍・4倍と大きく膨れ上がっていることをお伝えしました。今回は2年前との比較分析により、上記のような長期的な傾向の中、日本が元来もっている美徳といったものが、ここ2年で急に見直されてきていることもわかりました。

 前回2002年の調査結果と比較し、5ポイント以上差が出た項目について、内容をまとめました。その結果、「日本の誇れること」という質問では、

「すぐれた文化・芸術」が、+5.1ポイント
「長い歴史と伝統」が、  +5.8ポイント
と、大きく上がっています。

その外にも、「自然」や「国民の人情味」など、世紀末から落ちつづけていた項目が、ここへ来ていずれも復活の兆しを見せており、不況をくぐり抜けた、新しい日本人の価値観として、改めて自国の美点を見なおそうという気風が生まれつつあると予想できます。

ほうほう。
しかし、「速報」の段階では暗かったって書いてあるし、ちょっと見てみよか。?

2004年8月18日
博報堂生活総合研究所 生活定点調査2004 速報

この23年間で生活者の怒りは3倍、哀しみは4倍に
〜暗い気持ち、高止まり?〜

 このたび、博報堂生活総合研究所の「生活定点2004」の調査集計の速報がまとまり、生活新聞401号として、8月18日に発行することになりましたので、この内容についてご報告致します。

 博報堂生活総合研究所では、1981年〜1984年までは「生活感情度調査」、1986年以降は「生活定点調査」として、1981年の設立以来、生活者の動向を捉えるための定点調査を継続して行っております。

 この過去23年間の調査結果を、「喜怒哀楽+不安、希望」という感情面で俯瞰してみると、

喜ばしいこと 0.9倍
怒り     2.8倍
哀しみ    3.9倍
楽しみ    1.7倍
不安     2.2倍

となり、喜びや希望など「明るい感情がほぼ横ばい」なのに比べ、怒り・哀しみ・不安といった「暗い感情が大きく膨らんでいる」ことがわかりました。

 2002年には一端大きく減ったかに思えた「哀しみ」の感情も、2004年にはまた上がっており、暗い感情が高い位置のまま保たれる「暗い感情の高止まり」感が否めません。「世紀末」に向かって大きく膨らんでしまった暗い感情が、新世紀ではベースとなってスタートしているようにも見てとれます。

 経済指標が明るさを増す現在でも、生活者は未だ怒り・哀しみ・不安の中におり、生活者の中で膨らんだ暗い気持ちは、経済的理由だけではないところにその要因があるようです。

ニュース詳細(PDFファイル)
http://www.hakuhodo.co.jp/news/pdf/20040818.pdf

やて。
どっちやねん。
でもいろいろデータがあるのがおもしろいですな。