「バブル期以来」が続々 記録ずくめの05年日本経済

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051228-00000194-kyodo-bus_all

バブル期をしのぐ株式市場の出来高、国の予算の8年ぶり80兆円割れ、物価のプラス転換…。「小さな政府」を目指す小泉純一郎首相の構造改革路線への期待や、企業の好業績を背景に景気回復基調が続き、記録ずくめの1年となった今年の日本経済を振り返った。
 東京株式市場は、8月の衆院解散前後からほぼ一本調子で上昇。28日の日経平均株価は1万6194円61銭と年初来高値を更新し、約5年3カ月ぶりの水準まで回復した。構造改革の進展を材料に買いを主導した外国人投資家に、インターネット取引を活用した個人投資家が加わり、11月には東京証券取引所1部の出来高がバブル期の約4倍を超える45億株に達した。
 株価上昇をけん引したのは、合理化を続けてきた企業業績の劇的な回復。鉄鋼を筆頭に内需関連企業が相次いで業績を上方修正し、買い注文に拍車を掛けた。
共同通信) - 12月28日19時29分更新