「HAS/HAS HUMAN AUDIO SPONGE Live in Barcelona-Tokyo」、YMOだった人たちの現在。

先日、坂本龍一のライブもBSでやってたし、去年か一昨年か、細野&ユキヒロのスケッチショウのライブもやってたし、そこに坂本もゲスト参加してたし、まぁ、その両者が合流してライブをやるということは当然と言えば当然の流れなんである。
いちおう、スケッチショウに坂本が参加したというかたちなんで、曲もスケッチショウのものがメインになっている。で、まぁゲストをフィーチュア、と言う感じで坂本の曲も入れていて、その中でも旧作の「riot in ragos」(YMOが昔、世界ツアーをやったときあたりで、坂本の曲なのにライブのリストに入れていたと思う)がぐっと来たのだが、そういうのも退嬰的ではある。
ライブそのものは、なにせMacをいじるだけなんでライブ感はほとんどないにひとしいのだけれど、なにより、2005年時点の3人のインタビューが収録されているのがよかった。ていうか、細野さんと坂本はほんとにほんとに仲悪いんだなあ、まだわだかまってんだなあ、というインタビューで、しかもこうやってガチでぶつかると、「世界のサカモト」よか細野さんのほうがより一層大物に見えてくるというところがみそだ。坂本は、このまえのBSでやってたライブでもけっこう旧作が多かった印象で、なんだか、久々のライブはよほどスケッチショウがうらやましかったのかしら、という印象だったのだけれどね。いや、しかし、ユキヒロが神経症になるのもわかる、というか、ユキヒロあってのYMOだったのな。ユキヒロありがとう、と、ほんとにおもうわけである。