<家庭教育>日本の父が子供と一緒の時間は6カ国中5番目

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060801-00000118-mai-soci

日本の父親が平日に子どもと過ごす平均時間は3.1時間で、タイや米国など6カ国のうち韓国に次いで低いことが、国立女性教育会館の実施した「家庭教育に関する国際比較調査」で分かった。母親は7.6時間と6カ国中最長で、子どもとの接触時間の父母の差は4.5時間で最大。食事の世話をする父親の割合も10.1%で各国中最も低く、家事や育児が母親に偏りがちな傾向が鮮明に浮かんだ。
 調査は12歳以下の子どもと同居する日本、韓国、タイ、米国、フランス、スウェーデン各国の親約1000人ずつを対象に昨年3〜6月に面接して行った。
 日本女性学習財団がほぼ同じ内容について94年に実施した調査(フランスの代わりに英国が対象)では、日本の父親が平日に子どもと過ごす時間は3.3時間で6カ国中最低で、今回さらに0.2時間減った。韓国が今回2.8時間だったため最下位は免れたが、5.9時間と最も長いタイのほぼ半分程度だ。
 94年に比べ、「子どもと接する時間が短い」と悩む父親は27.6%から41.3%に増えており、同会館は「子どもにもっと接したいのにできないという意識の表れ」と受け止めている。
 また、子どもを狙った犯罪の続発や生活苦を反映してか、子育ての悩みや問題点として「子どもの身の安全」を挙げる親が33.8%から46.9%に増加。経済的援助を求める親も31.0%から48.5%に増えた。
 しつけの面では5歳で「行儀よく食事ができる」割合が日本69.3%、韓国70.8%で、9割前後の他の4カ国に及ばなかった。「日常のあいさつができる」割合も日本は83.0%で最も低かった。15歳で「マナーを守ることができる」も9割台の各国に比べ日本は85.8%と最も低く、同会館は「全体的にしつけの達成度や子どもの自立が低い傾向が見られる」と分析している。【長尾真輔】
毎日新聞) - 8月1日21時33分更新

たとえば、なぜこの6カ国なのか?とか。たとえば「日常のあいさつができる」「マナーを守ることができる」かどうかを親が判断して回答しているのであれば、日本の親のが点が辛い、要求水準が高い、ということも疑える数字ではあるし。たとえばタイの子どもを日本につれてきて生活させたらばつぐんにマナーがいいか、というと、そういう比較はできないだろう、社会そのものとかマナーの規範とかがちがうだろう、ということにもなりそうだし。たとえばアメリカの親1000人の内訳がどないなってるか、というのも気にはなるし(階層とか地域とか人種とか宗教とかそのたそのたをコントロールしとんのやろか、とか)、いろいろ留保したくなりはする。
そのうえで参考にするデータ。