『黒沢清の映画術』など

黒沢清の映画術

黒沢清の映画術

なんだかんだいって追っかけて面白く読んでいる黒沢清である。かんじんの映画のほうもけっこう見ていたけれど『ニンゲン合格』以降はサボっている。『ドレミファ娘』が好きで『勝手にしやがれ!!』が好きだったという、ごくふつうの見方ですね。
で、この本、黒沢作品を技術的側面から解明したというわけではなくて、たんに、インタビューによる本作りをしたのでヒッチコックの『映画術』からタイトルをいただいたのだろう。
いちおう8mm時代以降を、時系列的におっかけながら背景とか喋っているので、おもしろくはあった。